AIG富士生命の医療保険「さいふにやさしい医療保険」の保障内容や特徴を解説

さいふにやさしい医療保険とはどんな保険?

人気の高いAIG富士生命の終身医療保険

入院する男性

医療保険は数多くありますが、その中でも保険料が割安で保障も充実していて人気のあるものが何個かあります。
そのうちの1つが、

 

AIG富士生命 さいふにやさしい医療保険

 

です。

 

この医療保険は、名前のとおり保険料が割安で非常に財布に優しいです。
そして、保障も必要十分なものとなっています。

 

以下では、「さいふにやさしい医療保険」が、どのような保障内容となっており、どんな特徴があるのかを説明します。

 

そもそもAIG富士生命ってどんな保険会社?

AIG富士生命はもともとは損害保険系の保険会社

保険の内容を見ていく前に、簡単にAIG富士生命の概要を紹介します。
AIG富士生命はもともと富士生命保険株式会社という名前で、富士火災海上保険の生命保険部門の子会社として生まれた会社です。

 

その後、親会社である富士火災海上保険がアメリカの保険グループ会社であるアメリカン・インターナショナル・グループの完全子会社となり、AIG富士生命と名前を変えて今に至ります。

 

私は、AIG富士生命は保障内容と保険料のバランスが取れた良い保険商品を扱う保険会社だと感じています。
例えば、死亡保険の「E-終身」は、返戻率の高いとても良い終身死亡保険となっています。

 

AIG富士生命の保険会社としての格付けは?

保険会社には、その会社の財務基盤の安定度を示す格付け情報というものが存在します。
この外部の格付け情報が高ければ高いほど、保険金請求に対する支払い能力が高いとされています。
そのため、その保険会社の信用度を知る際の参考になります。

 

AIG富士生命の格付け情報は次のとおりとなっています。

AIG富士生命の格付け

日本格付研究所(JCR) : A+
ソルベンシー・マージン比率 : 1,265.3%

 

日本格付研究所の格付けではA+とされており、これは債務の履行(保険金の支払)の確実性が高いことを示しています。
また、ソルベンシー・マージン比率とは、保険金の支払い能力を示す指標であり、こちらも高い水準であるといえます。

さいふにやさしい医療保険の基本情報と保障内容

さいふにやさしい医療保険の基本情報

続いて、さいふにやさしい医療保険の基本的な情報を紹介します。

保障内容
加入可能な年齢 20〜70歳
保険期間(保障される期間) 一生涯
保険料支払期間 60歳、65歳、70歳、一生涯
保険料支払方法 クレジットカード、口座振替
付帯するサービス等 AIG富士生命健康サービス

 

保険料の支払期間は、4通りから選ぶことができ、比較的柔軟に設定することができます。
また、AIG富士生命健康サービスが付帯していますが、こちらはT-PECが提供するサービスとなっています。

 

さいふにやさしい医療保険の保障内容を紹介

ポイント

続いて、さいふにやさしい医療保険の保障内容を一覧で見て行きます。
以下では、医療保険で多い保障項目について、

  • 保障の有無
  • 基本保障か特約保障か

という点でまとめています。

 

保障項目 基本保障 特約事項
入院給付 ×
手術給付 ×
死亡給付 ×
通院給付 × ×
退院給付 × ×
放射線治療給付 ×
先進医療給付 ×
がん給付 × ×
7大生活習慣病給付 ×
女性向け保障 × ×
祝い金保障 ×
ケガの給付 × ×

各保障項目について、以下で1つずつ説明します。

 

基本保障

入院給付

入院給付では、1日当たりの給付額を次のどちらかから選ぶことができます。

  • 5,000円
  • 10,000円
  • 15,000円

保障日数は1入院あたり60日までで、保険期間を通じて合計で1,095日まで保障されます。
給付金額として15,000円を選ぶことができるのはやや珍しいといえます。
それ以外の保障日数等については、他の医療保険と同水準の保障内容となっています。

 

手術給付

手術する男性

手術給付は、入院給付金額の設定額を基準に金額が決定されます。
また、入院中の手術かどうかで、次のとおり倍率が設定されています。

  • 入院中に受けた手術 : 入院給付日額 × 10
  • 入院中以外に受けた手術 : 入院給付日額 × 5

 

こちらの手術給付は、基本保障ではありますが保障から外すことも可能です。
そのため、もし入院給付のみを他の保険の上乗せとして使いたい場合には便利です。

 

死亡給付

死亡給付では、死亡時に入院給付日額の10倍の給付金が支払われます。

 

しかし、こちらは保障は一定の条件が付いており、次のような場合にのみ支払われます。

条件1

保険料払込完了期間が次のいずれか

  • 60歳完了
  • 65歳完了
  • 70歳完了
条件2

保険料払込み完了後に死亡した場合

 

以上の2つの条件を満たす場合に死亡給付金が支払われます。
そのため、有期払いではなく終身払いで加入した場合には、こちらの保障は受けられません。

 

特約保障

放射線治療給付

医師の話を聞く男性

放射線治療給付では、

  • 悪性新生物(がん)
  • バセドウ病

と言った疾病などの治療で放射線治療を受けた際、60日に1度を限度として給付金が支払われます。
金額は、入院給付金日額の5倍となっています。

 

60日に一度という制限はありますが、給付回数の上限はありません。

 

先進医療給付

先進医療給付では、先進医療を受けた際にその実費分が支払われます。
上限額は、保険期間全体を通して2,000万円までとなっています。

 

こちらは、他社の先進医療給付の内容と同じです。

 

7大生活習慣病給付

検査を受ける男性

7代生活習慣病給付では、7代生活習慣病に該当した場合に、
主契約の入院給付の60日に加えて更に120日間保障が延長されます。
そのため、1入院で180日まで保障されることとなります。
なお、こちらは主契約とは別で保険期間全体で1,095日まで保障されます。

 

7代生活習慣病とは、次の疾病を指します。

  • 悪性新生物(がん)
  • 糖尿病
  • 心疾患
  • 高血圧性疾患
  • 脳血管疾患
  • 腎疾患
  • 肝疾患

 

こうした生活習慣病の保障では、保障の範囲で2パターンあります。
同じ心臓の病気を保障する場合でも、この保険の様に「心疾患」と広く表記している場合と、「心筋梗塞」のように限定的に記載している場合があります。
この「さいふにやさしい医療保険」では、範囲の広い表記となっているため、幅広く保障が受けられる安心感があります。

 

祝い金保障

祝い金保障と書きましたが、正確には「健康ボーナス」という名前となっています。
これは、健康ボーナスを付帯後、5年間の間給付金の受け取りがなかった場合に、入院給付日額の20倍の金額が支払われるものです。

 

この健康ボーナスは、特約料として支払った金額以上に給付を受けることができます。
しかしとはいえ、もし保険を使った場合には給付を受けることができません。
そうなると、その間支払った特約料は無駄になってしまいます。

 

よほど家計に余裕がある場合は別ですが、そうでなければあえてつける必要はない特約と言えます。

保険料はどのくらい!?本当に財布には優しいのか?

重要な保険料を年齢性別ごとに紹介

続いては、保険を選ぶ際にも重要な要素となる保険料です。
あまり無駄な特約は付けずに、あくまでシンプルな保障内容で保険料を算出してみます。
算出に当たっての条件は次のとおりです。

 

保険料算出条件
  • 入院給付 : 5,000円
  • 手術給付 : 有り
  • 特約保障 : 先進医療のみ付加

 

以上の条件で、性別ごとに保険料を紹介します。

 

男性の保険料
加入年齢 60歳払込完了 65歳払込完了 70歳払込完了 終身払い
20歳 1,513円 1,392円 1,306円 1,172円
30歳 2,160円 1,914円 1,744円 1,482円
40歳 3,488円 2,869円 2,489円 1,247円
50歳 7,619円 5,212円 4,061円 2,737円
60歳 加入不可 加入不可 8,459円 3,947円
65歳 加入不可 加入不可 加入不可 4,767円

 

女性の保険料
加入年齢 60歳払込完了 65歳払込完了 70歳払込完了 終身払い
20歳 1,598円 1,467円 1,373円 1,187円
30歳 2,222円 1,951円 1,766円 1,427円
40歳 3,467円 2,818円 2,406円 1,732円
50歳 7,647円 5,151円 3,940円 2,347円
60歳 加入不可 加入不可 8,632円 3,407円
65歳 加入不可 加入不可 加入不可 4,187円

 

40歳くらいまでの払込完了は財布に優しい

喜ぶ男性

保険料を見てみると、男女ともに40歳までの保険料は安めで財布に優しいです。
特に、40歳で加入した場合でも65歳まで毎月2,500円弱の保険料を払えば一生涯の保障を持ち続けられるのは魅力的といえます。

 

50歳以降からは、70歳払込完了にするか終身払いにするのが良いでしょう。
終身払いは一生涯払い続ける必要がありますが、それでも保険料は月2,000円台〜4,000円台となっています。
理想はこの年齢になるまでに保険に入っておくことですが、50歳からでもこの保険料で加入できるのは割安といえます。

さいふにやさしい医療保険にデメリットはある?

デメリットと言えるほどでないデメリット

通院するおばあさん

さいふにやさしい医療保険は、保障も必要十分なものが揃っている医療保険です。
ただ、強いてデメリットを上げるとすれば、通院時の保障がないという点です。

 

近年、がんをはじめ各種疾病での入院日数は年々短縮されています。
短縮された結果どうなっているかというと、退院後は通院して治療を行うようになっています。

 

通院保障では、そうした通院時1日につき5,000円〜10,000円の給付金が支払われます。
そうした通院保障がないという点は、やや物足りないとも言えます。

 

がん保険に通院保障があれば通院保障は必須ではない

もし、すでにがん保険に加入している方で、そのがん保険に通院保障がついていれば、医療保険での通院保障は無くてもさほど心配いりません。
というのも、通院治療が必要となるものの多くは、がん治療のための放射線治療等である場合が多いからです。

 

また、もし

  • がん保険に加入していない方
  • 加入していても通院保障が付いていない方

でも代替策があります。
それは、さいふにやさしい医療保険で「放射線治療給付特約」を付けることです。
そうすることで、がんの通院時の放射線治療でも給付金を受け取ることができます。

AIG富士生命の「さいふにやさしい医療保険」は入っておきたい医療保険なのか!?

さいふにやさしい医療保険は割安で良い医療保険

ポイント

ここまでご紹介した内容や保険料から考えると、AIG富士生命の「さいふにやさしい医療保険」は保険料も安く保障も必要十分で良い医療保険です。
そのため、特に40歳くらいまでの方は入っておきたい医療保険だといえます。

 

先程デメリットとして通院保障がないことを挙げました。
この点については、前述のとおり以下の方法でカバーすることができます。

  • 加入済みのがん保険に通院保障がついている
  • 放射線治療給付特約を付ける

そのため、特にこの保険にデメリットらしいデメリットというものは見受けられません。

 

他の医療保険と比べて最適なものを選ぼう

医療保険は多くの生命保険会社が取り扱っているため、かなり種類があります。
もちろん、このさいふにやさしい医療保険も良い保険ではあるのですが、人それぞれ最適な医療保険というものは異なります。

  • 入院や手術にとにかく手厚く備えたい
  • 通院時の保障が確実に欲しい
  • 医療保険でがんにも備えたい

もし、このような希望があれば、それにそった医療保険を見つける必要があります。

 

数多くの医療保険については、このサイトでもコメント付きで比較しています。
ぜひ、そうした比較も踏まえながら、いろいろな医療保険を見比べて選んでみてくださいね。

 


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