チューリッヒ生命の医療保険の内容とは?
人気が上がってきているチューリッヒ生命の医療保険
ここ数年、人気が上がってきていると感じている保険会社があります。
チューリッヒ生命です。
私自身、発売される保険商品を見ていると、保険料と保障内容のバランスが良いなぁと感じています。
そんなチューリッヒ生命が販売している医療保険が
終身医療保険プレミアムDX
です。
こちらの医療保険は、比較的自由に内容を設計することができます。
また、保険料も割安であるため、個人的に注目している医療保険です。
では、実際の保障内容や保険料について紹介していきます。
加入は何歳から何歳まで?終身医療保険プレミアムDXの基本情報
チューリッヒ生命の医療保険の基本情報
まずは、終身医療保険プレミアムDXの基本的な情報を紹介します。
保障内容 | |
---|---|
加入可能な年齢 | 6〜75歳 |
保険期間(保障される期間) | 一生涯 |
保険料支払期間 | 55歳、60歳、65歳、70歳、一生涯 |
保険料支払方法 | クレジットカード、口座振替 |
保険料支払回数 | 月払い、年払い |
付帯するサービス等 | CLUB OFF、メディカルサポートサービス、メンタルヘルスサービス |
対象年齢が広く保険料の払い込みの自由度も高い
以上を見てみると、加入可能年齢の幅が広いことが分かります。
保険会社によっては、医療保険の加入可能年齢は20〜60歳という場合もあります。
それに比べれば、6歳から75歳まで加入できるのは幅が広いです。
また、保険料を短期払いする際の自由度も高いです。
家計に余裕がある場合には55歳払いで総保険料をおさえたり、70歳までにして1回当たりの保険料をおさえたりと設計を自由に選べます。
付帯サービスが充実
付帯するサービスも豊富となっています。
CLUB OFFは、レンタカーやスポーツクラブが割引で利用できるサービスです。
また、メディカルサポートサービスは近年増えている健康相談やセカンドオピニオンが使えるサービスとなっています。
メンタルヘルスサービスは、電話・メール・対面でのカウンセリングが受けられるサービスです。
こちらは、チューリッヒ生命の保険のうち「プレミアムDX」と冠されているものでしか利用できません。
これら3つのサービスは、株式会社ライフケアパートナーズが提供するものとなっています。
終身医療保険プレミアムDXの保障を内容を詳しく見てみよう
終身医療保険プレミアムDXの保障内容一覧
続いて、終身医療保険プレミアムDXの保障内容を一覧で見てみます。
他の医療保険も含め、よく目にする保障が受けられるのか、また、基本保障と特約保障のどちらで存在するのかを見て行きます。
保障項目 | 基本保障 | 特約事項 |
---|---|---|
入院給付 | ○ | × |
手術給付 | ○ | × |
放射線治療給付 | ○ | × |
7大疾病給付 | × | ○ |
ストレス性入院給付 | × | ○ |
先進医療給付 | × | ○ |
通院給付 | × | ○ |
3大疾病(がん等)給付 | × | ○ |
死亡給付 | × | × |
退院給付 | × | × |
女性向け保障 | × | △ |
祝い金給付 | × | × |
ケガの給付 | × | × |
以下では、基本保障と特約保障に分け、1つずつ紹介します。
基本保障の保障内容
入院給付
医療保険で最も基本となる入院1日当たりに保険金が支払われる保障です。
終身医療保険プレミアムDXでは、選べると保険金額と保障日数は次のとおりとなっています。
保険金額
- 5,000円/日
- 10,000円/日
保障日数
- 30日/1入院
- 60日/1入院
加入時には、以上を組み合わせて加入することになるため、4パターンの入院給付の選び方があります。
なお、保険期間全体での入院給付の保障日数は1,095日となっています。
この保険で特徴的なのは、保障日数で30日を選ぶことができるという点です。
他の医療保険では60日と120日からの選択が多いですが、こちらは30日という選択肢があります。
これは、近年の入院日数が年々短縮傾向にあることから、短い入院日数を選べるようにしたものといえます。
30日を選ぶことで保険料を安くすることができるため、特にすでに医療保障があり、それに上乗せしたい場合には使い勝手が良いでしょう。
手術給付
手術給付では、次のいずれかの場合に、1回当たり5万円の保険金が支払われます。
- 病気・ケガで所定の手術を受けた場合
- 所定の骨髄移植手術を受けた場合
この5万円という金額は、入院中の手術であるか外来での手術であるかを問わず、一律の金額となっています。
他の医療保険では、入院中の手術の方が外来での手術より保険金額が高額に設定されている場合が多いです。
そのため、この手術給付の内容では終身医療保険プレミアムDXは若干劣るといえます。
放射線治療給付
放射線治療給付では、病気やケガで所定の放射線治療を受けた際に保険金が支払われます。
支払われる保険金額は1回当たり5万円です。
こちらは、連続して放射線治療を受けた場合でも、60日に1回を限度として給付されます。
60日に1回の限度があるとはいえ、保険期間を通して給付回数の上限はな給付くされます。
特約保障
7大疾病給付
7大疾病給付では、後述する7大疾病にり患して入院した際、入院給付の保障日数に関係なく日数無制限で保障されるものです。
そのため、万一、長期入院となった場合でも安心です。
この保障でのポイントは「7大疾病」の内容です。
チューリッヒ生命の「7大疾病」とは次の疾病を指します。
チューリッヒ生命の指定する7大疾病
- ガン(悪性新生物・上皮内新生物)
- 糖尿病
- 心疾患
- 高血圧性疾患
- 脳血管疾患
- 肝疾患
- 腎疾患
7大疾病の範囲が広い
以上の指定の仕方から分かるのは、チューリッヒ生命では7大疾病の範囲を広くとらえているということです。
まず、ガンでは通常のがんである「悪性新生物」に加え、初期のがんである「上皮内新生物」も7大疾病給付での保障のの対象としています。
そして、各部位の疾病について「疾患」という文言を用いている点もポイントです。
例えば、保険会社によって、7大疾病保障として心臓の病気を指す場合でも、次の2通りの文言があります。
- 心疾患
- 急性心筋梗塞
この場合、急性心筋梗塞は1つの疾病のみを指しているのに対し、心疾患は心臓に関する疾患として保障範囲を広く取っています。
同じ7大疾病での保障だとしても、このような違いがあります。
新終身保険プレミアムDXでは、各部位ごとに保障範囲を「疾患」としているため保障範囲が広く安心感があります。
ストレス性入院給付
ストレス性入院給付では、ストレスが原因となる入院をした際に、保障日数が延長されます。
延長されるのは、入院有夫の保障日数を含めて
1回の入院で最大で365日までとなっています。
所定のストレス性疾病とは、次のものを指します。
- 統合失調症
- 統合失調症型障害および妄想性障害
- 気分[感情]障害
- 神経症性障害
- ストレス関連障害および身体表現性障害
- 摂食障害
- 非器質性睡眠障害
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 潰瘍性大腸炎
- 過敏性腸症候群
- 更年期障害
この保障は、ストレス性の疾患による入院日数が長期化しやすい点からうまれた保障であるといえます。
近年では入院日数が短縮傾向ではありますが、それでもストレス性の疾患では入院日数が長期化します。
厚生労働省の調査では、以下の疾病に関しての平均入院日数は次のとおりとなっています。
一部のストレス性疾患での入院日数
疾病名称 | 平成20年 | 平成23年 | 平成26年 |
---|---|---|---|
統合失調症,統合失調症型障害及び妄想性障害 | 543.4日 | 561.1日 | 546.1日 |
気分[感情]障害(躁うつ病を含む) | データ無し | データ無し | 113.4日 |
【出典】厚生労働省『患者調査』
これはあくまで平均日数ではありますが、入院日数が長期にわたることが分かります。
こうしたストレス性疾病の入院長期化に対応した医療保険は、今のところほぼ他にありません。
そのため、この保障が最近の入院の傾向に合わせて作られたものであることが分かります。
先進医療給付
先進医療給付は、厚生労働大臣の指定する先進医療を受けた際に給付金が支払われるものです。
支払われる金額は次の2つを合算したものとなります。
先進医療の技術料と同額 + 1回当たり15万円
先進医療の技術料と同額の部分の給付は、保険期間を通じて通算2,000万円が上限となります。
この点は、よくある先進医療保障と同等の内容となっています。
他と少し違うのは、先進医療を受けた際に技術料とは別に1回当たり15万円が支払われる点です。
(同一の先進医療を複数回受けた場合には1回が限度となります。)
これは、
- 宿泊費
- 交通費
等に充てることを想定した給付金となっています。
先進医療による治療を受ける際の技術料以外の負担の保障も考えられています。
通院給付
通院給付は、所定の入院後に通院で治療をした場合に給付金が支払われるものです。
支払われる給付金の金額は、1回当たり5,000円となっています。
対象となるのは次の条件があります。
- 所定の入院後の退院
- 退院後その翌日から120日以内
- 1通院期間あたり30日が限度
通院給付にもさまざまな種類がありますが、こちらは入院後の通院のみが保障対象となります。
中には、入院前の通院や、入院を伴わない通院を保障するものもありますが、こちらの通院保障ではそれは対象とはなりません。
3大疾病(がん等)給付
3大疾病給付とは、チューリッヒ生命の定める3大疾病に該当した際に一時金が支払われるものです。
3大疾病とは次の3つの事を指します。
- ガン(悪性新生物・上皮内新生物)
- 急性心筋梗塞
- 脳卒中
給付される一時金額は、入院給付金額の100倍となっています。
- 入院給付金が5,000円 : 50万円
- 入院給付金が10,000円 : 100万円
こちらは保障回数に制限はありません。
ただし、2回目の支払いの際には、前回の支払いから2年以上経過している必要があります。
これは、がん保険で多い一時金の保障条件と同様となっています。
女性向け保障について
終身医療保険プレミアムDXでは、特約としての女性向け保障は存在しません。
しかし、別の女性向け保険として「終身医療保険プレミアムDX Lady」が存在します。
終身医療保険プレミアムDX Ladyでは、男女共通の終身医療保険プレミアムDXとはあまり大きな違いはありません。
違いがあるのは、女性特有の疾病で入院した際の入院保障日額です。
女性特有の疾病にり患した際に、入院保障日額に5,000円が上乗せされます。
もし、入院保障日額を10,000円に設定していれば、女性特有の疾病での入院時には15,000円が支給されます。
その他の保障内容については、男女共通の終身医療保険プレミアムDXと同様になっています。
男女別・年齢別での保険料はいくらくらい?
医療保険で重要となる保険料はいくら?
医療保険をを検討する際、保険料は1つの重要な判断材料となります。
というのも、近年は各社の医療保険開発が進んでおり、保障がかなり充実してきているからです。
そのため、保障内容で大きな差がつきにくく、最後は保険料で選ぶという場合もあります。
そんな重要となる保険料を以下で見て行きます。
性別ごとに、各年代での保険料を払込み完了年齢ごとに紹介します。
保険料を算出するにあたっての、細かい条件は次のとおりです。
保険料算出条件
- 入院給付 : 5,000円
- 入院給付日数 : 60日
- 特約保障 : 先進医療のみ付加
あまり多くの特約を付けずに、あくまで基本的なプランでの保険料を見て行きます。
男性の保険料
加入年齢 | 55歳払込完了 | 60歳払込完了 | 65歳払込完了 | 70歳払込完了 | 終身払い |
---|---|---|---|---|---|
20歳 | 1,794円 | 1,578円 | 1,505円 | 1,395円 | 1,237円 |
30歳 | 2,614円 | 2,218円 | 2,010円 | 1,800円 | 1,557円 |
40歳 | 4,685円 | 3,638円 | 2,988円 | 2,636円 | 2,062円 |
50歳 | 加入不可 | 7,619円 | 5,258円 | 4,129円 | 2,797円 |
60歳 | 加入不可 | 加入不可 | 加入不可 | 8,343円 | 3,932円 |
70歳 | 加入不可 | 加入不可 | 加入不可 | 加入不可 | 5,507円 |
女性の保険料
加入年齢 | 55歳払込完了 | 60歳払込完了 | 65歳払込完了 | 70歳払込完了 | 終身払い |
---|---|---|---|---|---|
20歳 | 1,988円 | 1,762円 | 1,669円 | 1,553円 | 1,357円 |
30歳 | 2,769円 | 2,405円 | 2,121円 | 1,940円 | 1,587円 |
40歳 | 4,601円 | 3,553円 | 2,919円 | 2,484円 | 1,797円 |
50歳 | 加入不可 | 7,431円 | 5,095円 | 3,920円 | 2,362円 |
60歳 | 加入不可 | 加入不可 | 加入不可 | 8,181円 | 3,327円 |
70歳 | 加入不可 | 加入不可 | 加入不可 | 加入不可 | 4,767円 |
保険料は安い水準となっている
以上の保険料水準を見てみると、かなり割安な部類に入ります。
保障がシンプルであるという理由ももちろんありますが、それを差し引いても安いと言えるでしょう。
また、払込完了年数設定の自由度が高いため、家計の状況に合わせて保険料をコントロールしやすいです。
40歳の加入であっても、65歳または70歳払込完了を選べば、月々3,000円以下の保険料を定年頃まで払い込めば、一生涯の医療保障を持つことができます。
加えて、短期払いをする場合には10年以上の払込期間があれば良いため、50歳や60歳の加入でも短期払いが選べる点も良いです。
終身払いよりは保険料を払い込んでおきたいというニーズもあるため、それに応えられる設計の自由度となっています。
特にデメリットの見当たらない良い医療保険
デメリットらしいデメリットは特に見当たらない
新終身医療保険プレミアムDXの保障内容を見た際、特にデメリットらしいデメリットは見当たりません。
強いて言えば、手術給付の保険金額が少ないというくらいです。
とはいえ、放射線治療を受けた際の給付金も基本保障に含まれており、割安な割には細かいところをおさえた保障内容となっていると感じます。
また、入院保障日数の設定方法も、近年の入院傾向に合わせたものとなっています。
「7大疾病給付特約」を付加する必要がありますが、
- 通常の入院は短く
- 7大疾病では無制限
- ストレス性疾病では通常の入院より長く
というように、さまざまな入院に対応できるようになっています。
特に「ストレス性疾病」については、これを区別している医療保険はほとんどありません。
そのため、良く考えられている医療保険であるという印象を受けます。
医療保険に加入していないなら加入したい医療保険の1つ
ここまでを踏まえて考えると、チューリッヒ生命の終身医療保険プレミアムDXは、医療保険の加入を検討するのであれば、ぜひ加入を検討したい医療保険の1つであるといえます。
無駄な保障がないためその分保険料が安く、しかも設計の自由度の高さもあります。
そのため、どの年齢の方でも加入しやすいと言えるでしょう。
ただ、設計の自由度が高いため、その分加入時には自分に合ったプランを考える必要があります。
加入前にはぜひ、他の医療保険とも見比べながら、じっくりとどんなプランが良いかを考えてみてから加入するようにしてくださいね。
保険のプロが、たくさんの保険の中から無料であなたにピッタリの医療保険を教えてくれます。
私が実際に相談した7社のうち、次の3社が特におすすめです。
相談時には、保険のメリットだけでなくデメリットもしっかり説明してくれた。
「他のFPさんの話も聞いてみて、もし私で良ければいつでもご連絡下さい!」
と言ってくれて、保険の勧誘はせず、常に相談者を気遣った提案をしてくれた。
そうした点等、相談を通してとても信頼でき、Lifull保険相談に契約をお願いした。
その結果、現在は自分に合った医療保険に加入できてとても満足している。
その後も複数の保険見直しをお願いしたが、その都度最適な保険を提案してもらえてとても助かっている。
また、加入後にも住所変更や等にすぐ対応してくれて、お願いして正解だった。
取扱い保険数 店舗により異なる
担当してくれるFPさんが、他の保険相談サービスや保険会社で働いた経験がある方が多く、提案や相談に関してベテランな方が多い印象を受けた。 保険の知識が豊富で、しつこい勧誘を行わなないFPとのみ提携しており、実際に私が相談した際には、自分でしっかり考えられる時間を取って次の相談日を設定してくれた。
自宅やファミレス等、幅広い場所での相談に対応してくれる。
他の保険相談のセカンドオピニオンとして相談するのにもおすすめ!
取扱い保険数 担当FPにより異なる
取扱い保険数が多く、相談者の目的に応じた豊富な提案が受けられる。
また、ライフプランに沿った提案をしてくれたのも印象的だった。
しつこい勧誘も一切なく、受けられる相談の質が高いと感じる。
他2社と甲乙つけ難く、他社とあわせて利用し比較して契約しても良い。
(私は実際に複数社をセカンドオピニオンとして利用しました。)
取扱い保険数 30社
無料保険相談会社 医療保険提案力No1
良い医療保険に入るためのおすすめのコンテンツ