妊娠すると医療保険に入れないのか?
妊娠をすると保険に加入できなくなると聞きました。
それって本当なんでしょうか?
出産は保険が適用にならないと思うので、それほど問題はないとは思うんですが…。
もしそうなら妊娠前に保険に入っておいた方が良いんでしょうか?
普段、生活をしている中では気にならないことですが、妊娠をすると保険(医療保険)のことを考える女性は多いようです。
妊娠を機に体調に変化が現れるから当然のことだと思います。
では、妊娠をしてから医療保険に加入することはできるのでしょうか。
また、できたとして、妊娠していない時と同じ条件で加入できるのでしょうか。
以下では、妊娠と医療保険の関係について説明します。
妊娠と医療保険の関係〜自然分娩で医療保険は支払われる?〜
妊娠と医療保険の関係
妊娠・出産に関して、医療保険がどのような関わりをするかを考えていきます。
まず、重要なこととして、出産前に医療保険に加入していたとしても、自然分娩での出産であれば、医療保険の対象とはならず保険金は支払われません。
妊娠・出産で、医療保険が適用となり保険金が支払われるのは次のような場合です。
- 帝王切開
- 流産や早産による入院・手術
- 妊娠の検診で子宮筋腫などが見つかり入院
以上のような場合に医療保険が適用になる場合があり、自然分娩では適用にはなりません。
続いて、以下では妊娠時の医療保険とかかわりの多い、「帝王切開」と「子宮筋腫」について詳しく見ていきます。
一般病院での帝王切開による出産の割合
帝王切開というと稀なものに感じるかもしれませんが、実はそうでもありません。
平成20年の厚生労働省の調査では、一般病院における分娩の約23%が帝王切開での出産となっています。
出典 : 厚生労働省 『我が国の保健統計』より(PDFのため注意)
約4〜5人に1人が帝王切開で出産を行っていることとなります。
そう考えると、帝王切開が稀なものであるとは言い切れません。
むしろ一般的に認識されているより、かなり多いと言えます。
こうした帝王切開の場合は、手術扱いとなり、医療保険の「手術給付金」や「入院給付金」が支給される場合があります。
検診で見つかる子宮筋腫
妊娠中の検診で子宮筋腫等の病気が見つかり入院して治療を受けることもあります。
子宮筋腫は子宮に良性の腫瘍ができるもので、女性の30%が罹患していると言われます。
子宮筋腫は女性の貧血の原因にもなるものですが、良性の腫瘍であるため日常生活ではさほど問題がなく、普段から子宮検診を受けるようなことがなければ見つかりません。
そのため、妊娠時の検診で見つかり、入院し治療を行うようになることがあります。
その際の入院費用としては医療保険が適用となります。
医療保険の重要性
以上のように、出産において医療保険が適応になる場合というのは少なくありません。
そのため、妊娠時の医療保険はあれば非常に安心感があり、役立つものです。
ただ、妊娠前に医療保険に加入していない場合もあると思います。
その場合は、妊娠を機に医療保険への加入を考えることと思います。
続いては、妊娠してからでも医療保険に入ることはできるのでしょうか。
妊娠してからでも保険には入れる!?〜加入の可否とその条件〜
妊娠してからでも保険には入れるのか
妊娠してからでも保険に加入できるのかどうかですが、
妊娠してからでも保険に加入することは可能です。
ただし、その期間にもリミットがあります。
そのリミットとは妊娠27週です。
妊娠28週を超えると、多くの保険会社で医療保険の契約ができなくなります。
加入できたとしても条件が…
また、27週までに保険に加入できたとしてもさらに条件が付きます。
「不担保部位」と言われるものです。
不担保部位とは、保険金支払いの対象にしない部位という意味です。
妊娠中の医療保険加入の場合、1年間「子宮」が不担保部位となる場合がかなり多いです。
そのため、加入後すぐの出産は、帝王切開であったとしても医療保険の対象となりません。
妊娠してからの保険加入にはデメリットしかない?
以上のように、妊娠してからの保険加入には特にメリットがないように思えます。
妊娠中に加入したら、帝王切開でも保険は使えないの?
だったら妊娠してからは医療保険に加入しなくてもいいや。
とも思えるのですが、実はそうとも言い切れません。
実は、妊娠してからでも医療保険に入っておいたほうが良いんです。
妊娠してからでも医療保険に加入するメリット【帝王切開時の具体例】
妊娠してから医療保険に加入するメリット
妊娠してから医療保険に加入しておいた方が理由は、
二人目の子供の出産が「帝王切開」だった場合が関係してきます。
どういうことなのか、まず、帝王切開での医療保険の支給について具体例を見てみます。
具体例〜A子さんがB男君とC男君をそれぞれ帝王切開で出産した場合〜
A子さんは、B男君を妊娠中に医療保険に加入し、B男君を帝王切開で出産しました。
その際、B男君のための帝王切開は医療保険の給付対象とはなりませんでした。
そして、その後C男君を妊娠した際にも、やはり帝王切開で出産しました。
B男君の際の帝王切開
まず、上記の場合、B男君の帝王切開は医療保険の支給対象とはなりません。
それは、上で紹介した子宮の「不担保部位※」によるものです。
(※医療保険加入後、1年間は子宮に関する手術等が保険金の支給対象とならない。)
C男君の際の帝王切開
続いて、C男君の際の帝王切開ですが、こちらは医療保険の支給対象となります。
その理由は、医療保険加入後1年が経過していれば、不担保部位の指定がなくなるためです。
そのため、C男君の出産の際の帝王切開は、医療保険の支給対象となります。
具体的には、「手術給付金」や「入院給付金」が支給されます。
もしB男君出産後に医療保険に加入しようとしたら…
ここまでの具体例は、今までの説明からは当たり前のことではあります。
A子さんは、C男君の出産時には無事、医療保険の給付金を受け取ることができました。
しかし、ここで少し違う場合を考えてみます。
A子さんが、B男君を出産後に医療保険に加入しようとした場合です。
B男君出産後に、医療保険に加入しようとした場合
もし、上の例でA子さんがB男君を帝王切開で出産した後に、医療保険に加入しようとした場合、A子さんは医療保険に加入することができない可能性がかなり高いです。
その理由は、一度帝王切開を経験すると、その後医療保険に加入できなくなることがとても多いからです。
保険会社が保険の引受けを断るようになります。
そうなれば、その後のC男君の出産時には、帝王切開だけではなく、子宮筋腫が見つかった場合等でも、医療保険は使えなくなります。
これって結構重大なことだと思います。
このことを考えると、妊娠してからでも出産までの間に医療保険には必ず入っていた方が良いです。
加入できる保険をしっかりと確認して、早めの加入を!
今まで書いたことをまとめると、結論は以下のようになります。
- 妊娠・出産では医療保険が適用となる場合がある
- できれば妊娠前には医療保険に入っておきたい
- 妊娠後でも27週目までは医療保険に加入できる場合が多い
- 28週を超えると加入できなくなる生命保険がほとんど
- 帝王切開を経験すると医療保険に加入できなくなる場合が多い
できれば女性は妊娠前には医療保険に入ったおきたいです。
もし妊娠前に入らなかったとしても、妊娠27週目までには必ず加入しておいが方が良いです。
ただし、妊婦さんの医療保険加入の条件等は保険会社によって異なる場合があります。
そのため、保険への加入を考える際には、加入できる保険をしっかりと確認してみてください。
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