第一生命の「Mickey」と「こども応援団」の違いとは?徹底比較!

第一生命の2つの学資保険とは?

第一生命は2014年12月17日に学資保険のリニューアルと商品の追加を行いました。

 

まず、リニューアルされたのは従来から発売されている
Mickey(ミッキー)
という商品です。

赤ちゃんとこども

 

そして、新しく追加されたのは
こども応援団
という商品です。

 

これにより、第一生命には2つの学資保険が存在することになります。
これらは保障される内容と返戻率で違いがあります。

 

それぞれどんな学資保険であり、違いがあるのか、
また、これらの学資保険には入っておいた方が良いのか説明します。

 

「Mickey」と「こども応援団」の基本情報を紹介します

第一生命の学資保険の基本情報

第一生命学資保険

まずは、「Mickey」と「こども応援団」の基本情報を紹介します。
ほぼ2つとも基本的な部分は同じとなっています。

 

子供の加入可能な年齢

子供の加入可能な年齢は、どちらのプランも次の年齢です。

  • Mickey:0〜10歳
  • こども応援団:0〜10歳

また、どちらも子供が生まれる140日前から加入することが可能です。

 

設定可能な保険料の払込期間

設定することができる保険料の払込期間は両プランとも次のとおりです。

  • Mickey:5年間、10年間、18歳まで
  • こども応援団:5年間、10年間、18歳まで

なお、学資保険に育英年金を付けた場合には、5年間、10年間は選べません。

 

学資金の受け取り方

中学生

学資金の受け取り方も両コースともに同じとなっています。

  • Mickey:18、19、20、21、22歳(5分割)
  • こども応援団:18、19、20、21、22歳(5分割)

 

医療保障などの有無

「Mickey」と「こども応援団」には、病気やケガでの入院時の保障はありません。
しかし、親に万一のことがあった場合の保障が充実しています。

 

万一のことがあった場合に、その後の

  • 保険料払込み免除
  • 育英年金

の保障があります。

 

保険料払込み免除とは、万一の際に、以後の保険料の払い込みが免除される制度です。
その場合でも、満期時の学資金は全額確保されます。

 

育英年金とは、万一の際に、満期まで毎月一定額が家族に支払われる制度です。
第一生命の場合は、18歳時点で受け取ることができる学資金額と同額が毎年支払われるようになります。

2つの学資保険の最大の違い!万一の際の保障の違いとは?

2つの学資保険の最も大きな違い

ポイント

繰り返しとなりますが、「Mickey」と「こども応援団」では、親に万一のことがあった場合に

  • 保険料払込み免除
  • 育英年金

の保障を受けることができます。
(これらの保障をつけないことも可能です。)

 

しかし、この場合の「万一」は、それぞれの学資保険で対象とする範囲が異なります。
そして、その「万一」の範囲の違いが、2つの学資保険の最大の違いでもあります。

 

それぞれの学資保険の「万一」の範囲
商品名 がん 急性
心筋梗塞
脳卒中 要介護
状態
身体障害
状態
高度障害
状態
死亡
こども応援団
Mickey × × × × ×

 

「○」がついているものが、「万一」に含まれ、保険料払込み免除や育英年金が受けられる範囲となります。
「こども応援団」の方が「万一」の範囲が広いです。
反対に、「Mickey」では「万一」の範囲が狭くなっています。

 

「こども応援団」の方が、より遺族保障も重視した学資保険であるといえます。
ただし、学資金以外の保障を充実させると、その分返戻率が下がってしまいます。
学資保険の「貯蓄型」と「保障型」のメリットとデメリットとは?

 

以下でも紹介しますが、返戻率においては「こども応援団」よりも「Mickey」の方が高くなっています。

「Mickey」と「こども応援団」のメリット・デメリット、それぞれの返戻率と保険料はどのくらい?

「Mickey」と「こども応援団」の返戻率やメリット等

続いては、学資保険で最も重要となる返戻率等を紹介します。

 

なお、返戻率と保険料は、「保険料払込み免除」「育英年金」の有無で変わってきます。
「Mickey」と「こども応援団」では、それぞれ「保険料払込み免除」「育英年金」の有無で次の5タイプが存在します。

商品名 払込み免除:有り
育英年金:有り
払込み免除:有り
育英年金:無し
払込み免除:無し
育英年金:無し
Mickey B1型 B2型 C型
こども応援団 A1型 A2型 設定無し

【出典】第一生命「こども応援団・Mickey 5つのプラン

 

そのため、返戻率保険料についてはそれぞれのプランのものを紹介します。

 

「Mickey」の特徴と返戻率、保険料

「Mickey」は、「こども応援団」に比べて、「万一」の範囲を狭くすることで返戻率を高くしています。
保障という観点では、「こども応援団」より少なくなりますが、お金を増やすという目的ではこちらが向いています。

 

また、「こども応援団」には存在しない、「保険料払込み免除」と「育英年金」をつけないプランが選べます。

 

保障内容
加入可能な子供の年齢 0〜10歳
契約可能な親の年齢 B1型:18〜55歳
B2型:18〜65歳
C型:18〜99歳
設定できる保険料支払い完了年齢 5年間、10年間、18歳
学資金受取り年齢 18、19、20、21、22歳

 

「Mickey」のメリット

「こども応援団」よりも返戻率が高い。

 

「Mickey」のデメリット

学資金が分割受け取りとなるため、大学入学時の一時金としては使いづらい。

 

「Mickey」の保険料と学資金受取りのイメージ

支払う保険料総額、上乗せ利息、学資金等のイメージは次のようになります。

「Mickey」の特徴と保険料金

 

「Mickey」の保険料と返戻率

Mickeyの3つのプランの返戻率と保険料はそれぞれ次のとおりです。

タイプ 月保険料 返戻率
B1型
払込み免除:有り
育英年金:有り
7,227円 96.0%
B2型
払込み免除:有り
育英年金:無し
6,548円 106.0%
C型
払込み免除:無し
育英年金:無し
6,486円 107.0%

【算出条件】加入者:30歳男性 子供:0歳 学資金総額:150万円

 

 

「こども応援団」の特徴と返戻率、保険料

「こども応援団」は、「万一」の場合に広い範囲で保障される学資保険です。
特に、払込み免除の点で考えると、かなり広い範囲で保険料の払込みが免除されるので、安心感があります。

 

保障内容
加入可能な子供の年齢 0〜10歳
契約可能な親の年齢 A1型:18〜55歳
A2型:18〜65歳
設定できる保険料支払い完了年齢 5年間、10年間、18歳
学資金受取り年齢 18、19、20、21、22歳

 

「こども応援団」のメリット

親が「がん」になった場合でも、以後の保険料の払い込みが免除され、学資金は保障される。
保障が手厚く安心感がある。

 

「こども応援団」のデメリット

保障が手厚い分、「Mickey」に比べると返戻率はやや低めとなる。
学資金が分割受け取りとなるため、大学入学時の一時金としては使いづらい。

 

「こども応援団」の保険料と学資金受取りのイメージ

支払う保険料総額、上乗せ利息、学資金等のイメージは次のようになります。

「こども応援団」の特徴と保険料金

 

「こども応援団」の保険料と返戻率

こども応援団の2つのプランの返戻率と保険料はそれぞれ次のとおりです。

タイプ 月保険料 返戻率
A1型
払込み免除:有り
育英年金:有り
7,834円 80.8%
A2型
払込み免除:有り
育英年金:無し
6,645円 104.5%

【算出条件】加入者:30歳男性 子供:0歳 学資金総額:150万円

ここまでを踏まえて「Mickey」と「こども応援団」は入っても良い学資保険?

他社のほうが良さそう

ここまでから考えると、「こども応援団」と「Mickey」については、
基本的には他社のより返戻率の高いものを選んだ方が良い
という結論になります。

 

学資保険は返戻率が命

学資保険は、将来の教育資金のための積立を目的とした保険であり貯蓄商品です。
将来のために18年間保険料を払い続けることになります。
そのため、返戻率が高いものを選びたいです。
基準としては、返戻率110%を超えてくるようであれば高い部類に入るといえるでしょう。

 

たとえば、次のページに掲載しているものであればすべて110%以上の返戻率となっています。
学資保険で最もお金が増えるものはどれ?返戻率ベスト3!

 

入るのであれば「A2型」

母子

もし、第一生命の学資保険の中で選ぶのであれば、「こども応援団」の「A2型」は選択肢としてあり得ます。
A2型は、

  • 「万一」の範囲が広い
  • 払込み免除がついている
  • 返戻率が100%を超えている(元本割れしない)

という特徴があり、払った以上の学資金を確保しながら、広い範囲の万一にも備えられます。
そのため、第一生命の学資保険の中では最もバランスが取れています。

 

学資保険は家庭の状況に合わせて選ぶことが大切!

学資保険は、「万人に必ずこれがおすすめ!」というものはありません。
理由は、各家庭の状況により、加入時の返戻率等の条件が異なってくるからです。

 

返戻率や保険料は次のような要因で変化してきます。

  • 子供の年齢
  • 親の年齢
  • 学資金を受け取りたい時期
  • 保険料を払い終えたい時期
  • 備えたい学資金額

そのため、ご家庭の状況に合わせて、複数の学資保険から検討をしていく必要があります。

 

少しでもその手助けとなるよう、当サイトでは各学資保険をコメント付きで比較しています。
また、おすすめの学資保険についても個別にご紹介しています。

 

ぜひ、さまざまな学資保険を検討して、良い学資保険を見つけてくださいね。

 




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