アフラックの学資保険「夢みるこどもの学資保険」はどんな保険?入っておくべきなのか

アフラックの「夢みるこどもの学資保険」の返戻率や特徴とは?

母と子

アフラックといえばがん保険が有名ですが、学資保険も取り扱っています。
夢みるこどもの学資保険
という名前です。

 

このアフラックの学資保険、学資保険の中では人気があります。
では、学資保険の胆となる返戻率(戻り率)はどうなっているのでしょうか。
また、どういった特徴があるのでしょうか。

 

それらを踏まえ、アフラックの「夢みるこどもの学資保険」には入っておいたほうが良いのか、紹介します。

 

アフラック「夢みるこどもの学資保険」の基本情報を紹介

アフラックの学資保険はこんな保険です

アフラック「夢みるこどもの学資保険」

まずは、アフラック「夢みるこどもの学資保険」の基本的な情報を紹介します。

 

子供の加入可能な年齢

「夢みるこどもの学資保険」に加入できる子供の年齢は0〜7歳までです。
ただし、保険料を10歳までに短期払いする場合には0〜5歳までとなります。

 

また、子供が生まれる140日前(妊娠中)から加入することもできます。

 

保険料の払込期間

保険料の払込期間は、子供の年齢を基準に3通りあります。

  • 10歳払込み完了
  • 17歳払込み完了
  • 18歳払込み完了

払込み期間を短くするほど、毎月の保険料は高くなりますが、返戻率が良くなります。

 

保険料の払込方法

保険料の払い込み方法には、以下の方法があります。

  • 月払い
  • 半年払い
  • 年払い

全期前納払いや一括払いの設定はありません。

 

学資金の受け取り方

学資金の受け取り方には次のようなタイプがあります。

  • 満期一括受け取り
  • 分割受け取り(15歳、18歳、19歳、20歳、21歳)

分割受け取りのほうが、保険料を保険会社に預けておく期間が長くなるため、返戻率は高くなります。

 

医療保障などの有無

「夢みるこどもの学資保険」は、貯蓄性を高めた「貯蓄型」の学資保険です。
そのため、返戻率を下げることになる医療保障等は付いていません。
学資保険の「貯蓄型」と「保障型」のメリットとデメリットとは?

 

しかし、特約で親に万一のことがあった際の「保険料払込免除特則」は存在します。
そのため、親に万一のことがあっても、満期時の学資金は支払われます。

払込み期間別の2パターンの返戻率を見てみよう

払込期間の違いで返戻率に大きな違いがでます

ポイント

前述のとおり、「夢みるこどもの学資保険」には3パターンの払込期間が存在します。
その中でも、特に返戻率に差が出るのが

  • 18歳払込み完了
  • 10歳払込み完了

の2つです。

 

そこで、以下では満期時に同じ学資金を確保する場合の保険料と返戻率を見ていきます。
学資金額は240万円に設定し、返戻率が高くなる分割受け取りで計算します。

 

10歳払込み完了の場合の保険料と返戻率

10歳払込み完了の場合、子供が10歳になるまでに保険料を払い込み、それを将来受け取ります。
「夢みるこどもの学資保険」の場合、学資金は15歳、18〜21歳に分割で受け取ります。

 

10歳までに払い込みを終えるため、保険会社に保険料全額を預けておく期間が長くなります。
そのため、18歳払込み完了と比べると、上乗せされる利息が多くなります。
それにより、18歳払込み完了と比べて、同じ学資金額を貯めるために支払う保険料総額が少なくて済みます。

 

メリット

返戻率が高くなるため、目標の学資金をためるための保険料払い込み総額が少なくて済む。

 

デメリット

短期間で全額を支払うため毎月の保険料が高くなる。

 

10歳払込み完了の場合のイメージ

10歳払込み完了時の保険料と学資金のイメージは次のようになります。

「夢みるこどもの学資保険」10歳払込みの場合のイメージ

 

10歳払込み完了時の保険料と返戻率

10歳払込み完了時の保険料と返戻率は次のようになっています。

加入者の年齢 保険料 返戻率
30歳 18,048円 110.8%
40歳 18,128円 110.3%

【算出条件】加入者:男性 子供:0歳 学資金:240万円

 

18歳払込み完了時の保険料と返戻率

18歳払込み完了の場合、子供が18歳になるまで保険料を支払い、保険料支払い終了時に学資金を受け取ります。

 

この方法の場合、保険料全額を保険会社に預けるタイミングがかなり短くなります。
そのため、返戻率は10歳払込み完了よりも低くなります。
それにより、保険料総額としては10歳払込み完了よりもやや多く支払うことになります。

 

メリット

保険料の払込回数が増えるため、毎月の保険料が安くなる。

 

デメリット

10歳払込み完了と比べると返戻率が落ちる。

 

18歳払込み完了の場合のイメージ

18歳払込み完了時の保険料と学資金のイメージは次のようになります。

「夢みるこどもの学資保険」18歳払込みの場合のイメージ

 

18歳払込み完了時の保険料と返戻率

18歳払込み完了時の保険料と返戻率は次のようになっています。

加入者の年齢 保険料 返戻率
30歳 10,552円 105.2%
40歳 10,688円 103.9%

【算出条件】加入者:男性 子供:0歳 学資金:240万円

ここまでを踏まえてアフラックの「夢みるこどもの学資保険」は入るべき?

条件によっては入っても良い

親子

アフラックの「夢みるこどもの学資保険」は、10歳払込み完了を選ぶ場合には加入しても良いでしょう。
その理由は返戻率です。
学資保険の中で、返戻率が110%を超えてくるのは、返戻率が高い部類に入ります。

 

ただし、選ぶ際には次の2点を考慮する必要があります。

  • 受け取り方が15歳時点と、18〜21歳時点になる
  • 短期間での払込みとなるため1回当たりの保険料が高くなる

これらを踏まえた上で、受け取り方の条件等が合えば加入を検討しても良いです。

 

学資保険は家庭の状況によって最適なものが異なります

学資保険は返戻率が重要ですが、その返戻率を決めるのは

  • 子供の年齢
  • 保険料払込期間
  • 受け取るタイミング

といったことです。

 

これらの条件は各家庭によって異なるため、家庭によって最適な学資保険は異なってきます。
そのため、加入する家庭にとって最適な学資保険を選びたいです。

 




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