学資保険で最もお金を増やすには?
学資保険でお金を増やすには?
子供が生まれるので学資保険を考えようと思っています。
色々なものがあるようなんですが、一番お金が増えるのはどれなんでしょうか。
またどうやって見つければ良いですか?
学資保険の目的はお金を増やすこと
学資保険は、子供の教育資金を準備することに多く使われます。
将来のためにお金を貯めておくことが目的となります。
学資保険では、加入時から子供が18〜22歳になるまで加入することになります。
それだけ長い期間加入するわけですから、お金が増えるのが最も大切なこととなります。
そのため、学資保険において最もお金が増えるものに加入することはとても大切なことです。
でも、お金が増えることが大切なのはわかっていても、
- 具体的にはどのくらい増えるのか
- どうすればより多く増やすことができるの
と言ったことはなかなか分かりづらいものです。
そこで、最もお金を増やすためにはどのようにすれば良いのかを説明します。
また、具体的な学資保険の商品についても紹介します。
学資保険でお金を増やすためには返戻率が大切!
学資保険で最も大切なのは返戻率!
学資保険でお金を増やすのに大切なのは「返戻率(へんれいりつ)」です。
返戻率とは、支払ったお金に対して返ってくるお金の割合です。
学資保険のパンフレットや広告には必ずこの返戻率が記載されています。
返戻率の具体的な見方
返戻率は
返戻率:105%
のように、パーセンテージで記載されています。
この場合、
- 100%を超えていればお金が増える
- 100%を切っていればお金が減る(元本割れ)
ことになります。
お金を貯めておいたのにお金が減ることなんてあるの?
と思われるかもしれませんが、医療保障等の保障が付いている「保障型」の学資保険では元本割れしてしまいます。
反対に、医療保障等よりも貯蓄を重視した貯蓄型の学資保険では、お金が増えていきます。
そのため、学資保険を選ぶ際には必ず「貯蓄型」のものを選びたいです。
学資保険の「貯蓄型」と「保障型」については、以下のページで各学資保険について紹介しています。
学資保険・こども保険ランキング!
返戻率をもとに帰ってくるお金を知る方法
では、実際に返戻率をもとにどのくらいお金が返ってくるのかを計算する方法を紹介します。
支払うお金に、返戻率を掛けることによって返ってくるお金が求められます。
計算例
次の条件で起算してみます。
- 支払総額:200万円
- 返戻率:110%
200万円(支払総額) × 1.1(返戻率110%)
= 220万円(返ってくるお金)
以上のようになります。
200万円支払って220万円が返ってくるので、20万円増えたことになります。
このように、返戻率が大きいほどお金が増えることになります。
そのため、学資保険では返戻率がとても大切なんです。
返戻率を増やすためにはどうしたら良いか
返戻率を増やすためには早目の加入が大切!
ここまで、学資保険でお金を増やすには返戻率が大切ということを説明してきました。
では、その返戻率を増やせれば更に返ってくるお金が増えることになります。
返戻率を増やすために大切なのは
お金を保険会社に預けている期間を延ばす
ことが最も効果的です。
お金を長く預けておけば、保険会社がそのお金を運用できる期間が増え、上乗せされるお金が増えるのです。
そしてそのためには、
- 早めに加入する
- 学資金を受け取る時期を延ばす
- 祝い金を途中で受け取らない
この3つが大切です。
以下で1つずつ説明します。
返戻率を増やすために大切な3つのこと
早めに加入する
子供の年齢が小さいうちに学資保険に加入する程、お金を預けておける期間が延びます。
そのため、子供が小さいうちに加入することが大切です。
できれば、子供が0歳のうちに加入しておきたいです。
学資保険は、多くの保険会社で子供が生まれる140日〜90日前から加入することができます。
子供が生まれる前から加入を検討しておけば安心です。
学資金を受け取る時期を延ばす
学資保険でためたお金を受け取るタイミングは概ね次の時点があります
- 15歳
- 18歳
- 20歳
- 22歳
この中で、22歳にすればその分お金を預けておく期間が延びるため返戻率が増えます。
大学入学資金とするために18歳時点を学資金の受け取り時期にする方が多いです。
しかし、もし22歳まで貯めておいても問題がなさそうであれば、18歳よりも先にすることで、返戻率を増やすことができます。
祝い金を途中で受け取らない
学資保険は、
- 小学校卒業
- 中学校卒業
- 高校卒業
等のタイミングで5万円程度の祝い金を受け取ることができるものがあります。
この祝い金を受け取るのは、返戻率を下げる原因となってしまいます。
理由は、祝い金は自分が積立てたお金を取り崩して受取っているからです。
そのことにより、保険会社に預けているお金そのものが減ってしまい、保険会社が運用できる金額が少なくなります。
祝い金は保険会社からのプレゼントではありません。
そのため、祝い金を設定しないことで返戻率を増やすことができます。
学資保険返戻率ベスト3!具体的にお金が特に増える学資保険はどれなのか?
お金が増える学資保険を紹介します
では、今までのことをふまえて、特にお金を増やすことができる学資保険を紹介します。
返戻率:114.1%
設定条件
- 子供の加入年齢:0歳
- 保険料支払い期間:18歳まで
- 学資金受け取り年齢:18歳〜22歳(5分割)
200万円を積み立てた場合に戻ってくる金額
200万円を積み立てると、次の金額を受け取ることができます。
228,2万円
コメント
ソニー生命の学資保険(無配当V型)は、全学資保険の中で最も返戻率が高いです。
この無配当V型は、学資金の受取を18歳からの5分割で22歳まで延長しています。
そのため、保険会社がお金を運用できる期間が増え、返戻率が高くなっています。
学資金は5分割での受取となるため、大学の入学資金としては使いづらいです。
ただ、毎年の授業料として使うのであれば、さほど問題はありません。
そのため、そのような使い方を想定する場合には、最もお金がたまる良い学資保険です。
返戻率:110.1%
設定条件
- 子供の加入年齢:0歳
- 保険料支払い期間:18歳まで
- 学資金受け取り年齢:18歳、22歳(2分割)
200万円を積み立てた場合に戻ってくる金額
200万円を積み立てると、次の金額を受け取ることができます。
220,2万円
コメント
大学入学時と卒業時に半分ずつ2回に分けての受け取りとなります。
その点、1位のソニー生命よりも大学入学金として使いやすいです。
同じ保険で3歳から7回に分けて受け取る「ステップ型」もありますが、そちらは返戻率が下がります。
富国生命は兄弟で学資保険に加入した場合、兄弟割引が受けられます。
兄弟割引では保険料が100円ずつ安くなるため、わずかながら返戻率もアップします。
返戻率:110.0%
設定条件
- 子供の加入年齢:0歳
- 保険料支払い期間:18歳まで
- 学資金受け取り年齢:18歳〜22歳(5分割)
200万円を積み立てた場合に戻ってくる金額
200万円を積み立てると、次の金額を受け取ることができます。
220万円
コメント
3位は日本生命の学資保険です。
1位のソニー生命と同じく、18歳から5分割で学資金を受け取りますが、返戻率はソニー生命に譲ります。
ただ、知名度からくる安心感と言う意味では、選びやすい学資保険だとも言えます。
最もお金がたまるお得な学資保険を選ぶために、誰にでもできる良い方法とは?
専門家と一緒に選ぶと確実な学資保険選びができる!
最もお金がたまる学資保険を選ぶ際の注意点を再度まとめてみます。
以下の条件を満たすと、返戻率を高めお金を増やすことができました。
- 早めに加入する
- 学資金を受け取る時期を延ばす
- 祝い金を途中で受け取らない
しかし、自分だけで多くの学資保険の中からこれらを満たす学資保険を検討するのはとても大変です。
そこで、学資保険の紹介が得意な専門家に相談してみるという方法があります。
ぜひ、専門家の力を借りた入りしながら、良い学資保険を見つけてくださいね。
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