返戻率の高さから人気のソニー生命学資保険とは?
人気の高いソニー生命の学資保険
加入者が多く人気の学資保険はいくつかありますが、その中でも特に人気なのが
ソニー生命の学資保険
です。
人気の秘密は、払ったお金に対して戻ってくるお金の多さです。
その戻ってくる割合を「返戻率」といいますが、その返戻率が他社より高いと評判です。
ただ、ソニー生命の学資保険にも、加入の仕方等の違いで数種類のパターンがあります。
いくら返戻率が高いと言っても、その保障内容や仕組みを知らずに加入してしまっては、メリットを最大限まで活かせません。
では、ソニー生命の学資保険はいったいどんな仕組みなのか。
また、どんな保障のタイプや種類があるのか、メリットとデメリットを交えながら説明します。
ソニー生命の学資保険は2つの種類がある!
ソニー生命の学資保険の種類とは?
ソニー生命の学資保険には2つの種類があります。
- 学資保険(無配当)
- 5年ごと利差配当付学資保険
の2つです。
学資保険(無配当)
学資保険(無配当)は、保険料を支払っている間に配当の支払いがない学資保険です。
その分、返戻率の上乗せが多くなっており、返戻率がとても高いです。
受け取り方のタイプ
学資保険(無配当)で選べる受け取り方法はT型、U型、V型の3種類です。
(2015年中は「学資保険(無配当)」が販売停止中でしたが、2016年1月から復活しました。)
受け取り方のタイプについては次の項目で詳細に説明します。
子供の加入可能年齢
加入可能な子供の年齢は0歳〜8歳までです。
また、子供が生まれる140日前から加入することもできます。
保険料支払い方法のタイプ
学資保険(無配当)で選べる支払方法は次の3通りです。
- 毎月払い
- 半月払い
- 年払い
加入時に全額を支払う「一時払い」は選ぶことができません。
5年ごと利差配当付学資保険(新規受け付け停止中))
5年ごと利差配当付学資保険は、保険料の運用益が出た場合、5年ごとに配当金が支払われる学資保険です。
保険会社は、支払われた保険料を株式投資等で運用しています。
そうした運用により利益が出て、余剰金が発生すると、それが配当として契約者に支払われます。
上記の学資保険(無配当)では、そうした余剰金は、積立金に上乗せされます。
しかし、このタイプでは一部を5年ごとに契約者に支払うようになっています。
受け取り方のタイプ
5年ごと利差配当付学資保険は、現在全タイプ販売停止中のため加入することができません。
受け取り方のタイプについては次の項目で詳細に説明します。
子供の加入可能年齢
- T型:0歳〜3歳
- U型:0歳〜5歳
なお、どちらも一時払いをすると0歳〜7歳まで加入可能です。
また、子供が生まれる140日前から加入することができます。
保険料支払い方法のタイプ
5年ごと利差配当付学資保険で選べる支払方法は次の4通りです。
- 毎月払い
- 半月払い
- 年払い
- 一時払い
学資保険(無配当)とは異なり、加入時に全額を支払う「一時払い」を選択できます。
一時払いをすると、毎月払いをするよりも保険料が割安になります。
両タイプに共通する点
2つのタイプに共通するのは、契約者(親)に万一のことがあった際
- 保険料の払い込みが免除になる
- 学資金が100%保障される
という点です。
これにより、どちらに加入しても、万一の際には保険料の負担なしで学資金が確保されることになります。
ただし、保険料を一時払いしている場合には、それ以降保険料が還ってくるといったことはありません。
学資金受け取り方法のT型、U型、V型とは
受け取り方の違いによる3つのタイプ
ソニー生命の学資保険は受け取り方により3つのタイプに分かれます。
簡単に区分けすると次のようになります。
- T型:中学、高校、大学入学時受取り
- U型:大学入学時受取り
- V型:大学入学時、在学中受取り
T型:中学、高校、大学入学時受取り
設定可能:学資保険(無配当)
T型は、積み立てた学資金を
- 小学校卒業
- 中学校卒業
- 高校卒業
それぞれの卒業時に学資金を受け取ることになります。
進学のタイミングで入学準備に使うことができるため、使い勝手が良いプランであるといえます。
ただ、途中で積立金を取り崩すことになるため、保険会社が運用できる金額が減ってしまい、返戻率はやや落ちます。
また、このプランでの保険料の払い込みは満期までの全期間となります。
10歳までと言った短期払いはできません。
保険期間中の学資金のイメージ
T型の学資金の積み立てイメージは次のようになります。
このコースの返戻率例
18歳払込み完了 | |
---|---|
返戻率 | 102.7% |
【算出条件】 加入者:30歳男性 子供:0歳 満期金:300万円
U型:大学入学時受取り
設定可能:学資保険(無配当)
U型は、積み立てた学資金を高校卒業のタイミングで一括受取りします。
そのため、大学の入学金+初年度の授業料として使うことができます。
まとまったお金が必要な時期に全額を受け取ることができるため、最も使い勝手が良いプランと言えます。
また、満期までに途中での受取りがないため、返戻率がT型よりもよくなります。
使い勝手は3つの中で最も良いプランだといえます。
このプランも、T型と同様に保険料の払い込みは満期までの全期間となります。
10歳までと言った短期払いはできません。
保険期間中の学資金のイメージ
U型の学資金の積み立てイメージは次のようになります。
このコースの返戻率例
18歳払込み完了 | |
---|---|
返戻率 | 106.9% |
V型:大学入学時、在学中受取り
設定可能:学資保険(無配当)
V型は、積立てた学資金を18歳〜22歳までの間に5分割で受け取るプランです。
使い方としては、毎年の大学の授業料や生活費用として用いることができます。
また、V型は学資金の最終受け取りが22歳となっており、T、U型に比べて4年延びます。
そのため、保険会社が積立金を運用できる期間が伸び、3つのプランの中で最も返戻率が良いです。
更に、V型ではT、U型と異なり、保険料の短期払いができます。
保険料の払込完了時点を次の中から選択することができます。
- 10歳
- 15歳
- 17歳
- 18歳
短期間で払い終わるほど、保険会社が満額の積立金を運用できる期間が伸びるため、更に返戻率が良くなります。
そのため、10歳までに払い込みを完了した場合のV型は、最も返戻率が良くなります。
保険期間中の学資金のイメージ
V型の学資金の積み立てイメージは次のようになります。
このコースの返戻率例
払込年齢 | 10歳 | 15歳 | 17歳 | 18歳 |
---|---|---|---|---|
返戻率 | 115.9% | 112.4% | 111.0% | 110.3% |
ソニー生命の学資保険には入院時の保障等はあるの??
学資金積み立て以外の保障はある?
学資保険の中には、積み立て機能だけではなく、
- 入院時の保障
- 親が万一の際の養育年金
と言った、医療保障や死亡保障が付いたものがあります。
ソニー生命の学資保険にはそれら医療保障や死亡保障はついていません。
ただし、それだからこそ、高い返戻率が確保できています。
医療保障等は返戻率を犠牲にしている
医療保障や死亡保障のついた学資保険は優れているようですが、実は大きな欠点があります。
それは、必ず元本割れをしてしまうということです。
そうした医療保障や死亡保障のついた学資保険を「保障型の学資保険」と言うことがあります。。
当サイトの学資保険ランキングでも、保障型の学資保険は全て元本割れをしています。
理由は簡単です。
保障型の学資保険では、医療保障等の保障を、通常積立金に上乗せされる利息で確保しているからです。
返戻率を犠牲にして医療保障等を準備しているわけです。
ソニー生命の学資保険にも万一の際の保障はちゃんとある!
ソニー生命の学資保険では、以上のような医療保障等を付けない代わりに、返戻率がかなり高くなっています。
ただ、だからと言って万一の際の保障等が一切ないわけではありません。
ソニー生命の学資保険には、親に万一のことがあった場合の保障としては次の2つがあります。
- 保険料の払込み免除
- 学資金の100%確保
学資保険の積立期間中に親に万一のことがあった場合、その後は保険料の支払いは必要なく、しかも学資金が100%保障されます。
そのため、万一の際の保障が全くないというわけではありません。
ここまでを踏まえて、ソニー生命の学資保険は入っておくべき?
ソニー生命の学資保険にはぜひ加入したい
ここまでを踏まえてソニー生命の学資保険を考えると、ぜひ加入したい学資保険であるといえます。
- 返戻率が高い
- 万一の際の保障もある
ソニー生命の学資保険は、こうした点を備えた学資保険であるといえます。
学資保険は家庭の状況に合ったものを
ソニー生命の学資保険が良いものであるのは間違いありません。
しかし、だからと言って必ずこれに加入しなければいけないというわけではありません。
子供の年齢や受取るタイミング等の、家庭の状況に合ったものを選ぶことが大切です。
学資保険は
- 子供は何歳なのか
- いくらくらい貯めたいのか
- いつまでに払い終えたいのか
- どのタイミングで受取りたいのか
と言ったことで、最適な商品が変わってきます。
そのため、こうした状況に合った学資保険を見つけることが大切です。
大切な我が子のために、ぜひじっくりと検討して学資保険を選んでみてくださいね。
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取扱い保険数 担当FPにより異なる
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