自宅で保険相談を行うのってどうなの?
保険相談を行う場所は少し迷うポイント
訪問型の保険相談サービスを利用する際、申し込み時点で少し迷うポイントがあります。
それは、どこで相談を行うのか、と言う点です。
保険相談を申し込む際、場所の選択肢としては次のような場所があります。
- 自宅
- 勤務先
- ファミレス
- FPの事務所
このうち、自宅で行うべきかどうかというのは、やや悩むところです。
そこで、実際に多くのFPさんと面談をし、私自身が自宅でも相談をしてみた経験から、自宅で保険の事を相談する際のメリットとデメリットを説明します。
自宅で保険の相談をする4つのメリット
自宅で相談することにメリットはあるの?
まずは、自宅で保険の事を相談するメリットです。
メリットとしては、次の4点があります。
- 相談しに外まで行かなくて良い
- 飲食代がかからない
- 入っている保険の保険証券を相談中でもすぐに確認することができる
- 保険加入時の書類記入が迅速にできる
相談しに外まで行かなくて良い
まず1つ目は、相談のためにわざわざ外に行かなくても良いという点があります。
ファミレスやFP事務所で相談をする場合、もし複数回相談を行う際には毎回相談のために外出をする必要があります。
その点、自宅で相談を行えば、FPさんが毎回家まで相談のために訪問してくれます。
これは、訪問型の無料保険相談サービスならではのメリットと言えます。
飲食代がかからない
続いては、飲食代がかからないという点です。
ファミレスで相談を行う場合には、何かしらの飲食物を頼む必要があります。
その際の飲食代については、自分の分は自分で負担することになっています。
例外的に、飲食代を出してくれるFPさんもいますが、基本的には自分で出すことになっています。
申し込み時点の利用規約に、その旨が書かれていることも多いです。
そのため、数百円ではありますが、自宅で相談すると飲食代がかからないというメリットがあります。
入っている保険の保険証券を相談中でもすぐに確認することができる
3つ目は、保険証券がすぐに確認できる、という点です。
保険の見直しの際には、すでに入っている保険証券を確認することが多いです。
保険証券は普段見ることがありませんが、次のようなことが書かれています。
- 保障期間
- 保障内容
- 保険料
- 保険金受け取り人
見直しの際は、こうした点を確認しながら、どう見直していくかを考えていきます。
そのため、見直しの際にはあった方が良い書類の1つです。
ファミレスやFP事務所で、保険証券が必要になったとしてもすぐには確認できません。
それが、家であればすぐに持ってきて確認をすることができます。
これは、保険証券だけに限らず、必要書類をすぐに確認できるというメリットであるといえます。
保険加入時の書類記入が迅速にできる
最後が、保険加入時の手続きがすぐにできるという点です。
いざ、保険に入ることが決まった際には、契約時に必ず必要になるものがあります。
それは、
- 印鑑
- 身分証
の2つです。
契約のための別日を設ける必要がない
他にも、現金またはクレジットカードも必要にはなりますが、基本的に上記2つがあれば契約は行うことができます。
身分証は別としても、印鑑を普段から持ち歩いている人は多くないことでしょう。
そのため、ファミレス等で相談をしていて、契約手続きをするとなった際には、別日を設けて再びファミレス等に行く必要が出てきます。
しかし、これが家であれば、すぐに必要なものをそろえて契約をすることができます。
これは、手間が省けるだけではなく、保険年齢が上がって保険料が上がることも防ぐことができます。
保険料が上がるとは?
生命保険には「保険年齢」という考え方があり、保険会社によっては誕生日の6か月前に1歳年を取るように考えている場合もあります。
(保険年齢については詳しくは「保険の契約年齢が上がるタイミングとは?」)
保険加入時に年齢が1歳上がると、保険料が若干高くななります。
そのため、契約のタイミングによっては、契約が1週間遅くなると保険料が上がってしまうということもあり得ます。
(実際に私がそうだったため、非常にタイトなスケジュールで契約を行いました。)
そういった際に、自宅であれば、契約を決めた場合にすぐに契約手続きを行うことができます。
自宅で保険の相談をする4つのデメリット
自宅で相談することのデメリットにはどんなものがある?
続いては、自宅で保険相談をする場合のデメリットです。
- 他人を家に入れることになる
- 片づけをする必要がある
- 心理的に抵抗がある場合がある
- 断り文句が使いづらい場合がある
他人を家に入れることになる
デメリットと言えるかは人それぞれですが、まず1つは「他人を家に入れることになる」という点です。
私自身はあまり抵抗はありませんが、自宅に知らない人を入れるのは抵抗がある場合もあります。
片づけをする必要がある
2つ目は、片づけをする必要があるという点です。
こちらは、上記の「他人を家に入れることになる」と近いデメリットであるとも言えます。
普段から綺麗にしている分には何ら問題ありませんが、散らかっている場合には少しは片づける必要があるかなと思います。
(本人が気にならなければ別ですが…。)
なので、ファミレスやFP事務所など、自宅以外の場所で面談をする場合に比べるとやや手間がかかります。
そういった意味で、デメリットとして挙げています。
心理的に抵抗がある場合がある
3つ目は、心理的な抵抗です。
保険相談を受ける際には、個人情報を入力します。
- 名前
- 住所
- 電話番号
- 年齢
こういったことを入力するため、もちろん住所は教えているんですが、それでもやはり知らない人に家を知られることに抵抗がある人もいるかと思います。
そういった方にとっては、家で相談をするのは心理的な面でのデメリットになります。
断り文句が使いづらい場合がある
最後は「断り文句が使いづらい場合がある」と言う点です。
例えば、相談を受けていて、契約しようかと思ったけど、やっぱりもう少し考えてみたいといった場合に、そのままストレートに言える人なら問題ありません。
でも、言いづらい人の場合は、ちょっと濁して言いたいですよね。
そんな場合に、ファミレスやFP事務所であれば
- 一度帰って夫(妻)に相談したい
- 家にある保険証券と見比べてみたい
と言ったことが言えますが、家で相談をしていると言いづらい場合もあります。
そうした断り文句が使いづらくなるという点は、若干のデメリットであるといえます。
そもそも断れないFPさんからは保険に入るべきでない
ただ、実際には、そういったことを言ってもしつこく粘ってくるようなFPさんからは保険に入るべきではありません。
私自身、押し売りが強い保険相談会社に当たったこともありますが、その会社では二度と相談しませんでした。
なので、もし軽く断ってみてしつこくしてくるような場合は、そもそも相談する相手を変えるべきです。
また、家であっても「もう一度自分でもじっくり考えてみたい」と言えば問題ありません。
ちなみにですが、私が保険に入る際に相談したLifull保険相談のFPさんは、そういった後、こちらから連絡するまで音沙汰がないほどでした。
繰り返しになりますが、そこでしつこいようなFPさんとはもう相談すべきではありません。
自宅でFPさんのおもてなしは必要?
自宅で相談する際にどこまですべきか
ここからはやや余談となりますが、FPさんと家で保険相談をした場合に、どこまで「おもてなし」をすれば良いのかと言うお話です。
もちろん、FPさんは仕事で来てますので家でお話をするだけです。
なので、わざわざ
- お菓子
- ケーキ
と言ったものを出してあげる必要はありません。
ただ、冷たいお茶は出してあげた方が良いです。
もちろん、それにも理由があります。
FPさんは結構しゃべる
冷たいお茶を出してあげた方が良いのは、FPさんが結構たくさん話をするからです。
保険相談を受けてみたことがある方はお分かりになると思うのですが、だいたいのFPさんが最初に「保険の基礎知識」的なお話から話し始めてくれます。
この保険の基礎知識話ですが、普段保険の事を意識しない人にとっては非常に参考になるものです。
ただ、基礎とはいえ、概要を一通り話してくれるため1時間〜1時間半程度時間がかかります。
その間、FPさんはしゃべりっぱなしになりがちです。
そのため、冷たいお茶でも出してあげた方がFPさんも話しやすいのです。
そこで、個人的には冷たいお茶くらいは出してあげた方が良いと考えています。
ただ、あくまで相談者がお客さんではあるので、気を遣いすぎる必要はありません。
結局、相談は家で行うのとファミレス等で行うのはどちらが良い?
家の方が何かと便利ではある
ここまで、家で保険の相談をする際のメリットとデメリットを紹介してきました。
では、結論として、
- 自宅
- ファミレスやFP事務所
のどちらで相談を行うのが良いのでしょうか。
私自身、実際に多くのFPさんと相談してみて、話の進めやすさや必要なものが揃っているという利便性から、家で相談をするのは最も正確に相談ができると感じています。
ただ、やはりいきなり知らない人を家に入れることに抵抗がある方もいらっしゃると思います。
そこで、初回はファミレス等で相談をして、2回目から自宅で相談をするというのが良いでしょう。
大切なのは自分に合うFPさんを見つけること
ここまでは相談をする場所の事を話してきましたが、実はそれ以上に大切なことがあります。
それは、自分に合うFPさんを見つけることです。
FPさんもプロですが人間なので、相談者と合う合わないということがあります。
私自身、8人のFPさんと相談しましたが、
- とても気が合う人
- 普通の人
- なんか合わない人
と、色々な方がいました。
FPさんとは、保険に入る前に相談するだけの付き合いではありません。
加入後には、自分の担当者としてさまざまな手続きを助けてくれます。
そのため、結構長い付き合いになります。
そこで、気の合う良い提案をしてくれるFPさんから保険に入っておくのは、後々の安心につながります。
そして、そうしたFPさんに出会うためには何人かと相談してみるのが効果的です。
3人くらいに話してみれば保険の良し悪しも気の合うFPさんにも出会える
私のように、8人ものFPさんと相談してみる必要はありません。
我ながら多すぎたと思っています。
ただ、少なくとも2人、できれば3人のFPさんと話してみると良いです。
どの保険が良いのかもわかってきますし、気の合うFPさんにも出会えるはずです。
私が体験した保険加入に関するコンテンツ