アフラックの「新生きるためのがん保険 Days」の評判や保険料とは

アフラックのがん保険「Days」はどんながん保険?

がん保険は多くの生命保険会社が取り扱っています。
その中でも特に知名度が高いのが、アフラックの「新 生きるためのがん保険 Days」です。
テレビCMを多く行っているため、非常に多くの人に知られています。

 

入院

そんな「Days」ですが、保障内容の面はあまりよく知られていません。
がん保険は各社保障内容が似ていますが、細かく見ていくと違う部分が結構あります。
そこで、このページではDaysの

  • 保障内容
  • 保険料
  • デメリット

について説明していきます。

 

どんなことが保障される?Daysの基本情報と保障内容

Daysの基本情報

まずは、Daysの基本情報です。
加入可能年齢等は次のとおりとなっています。

保障内容
加入可能な年齢 0〜85歳
保険期間
(保障される期間)
一生涯
保険料支払期間 10年、60歳完了、60歳から半額、65歳完了、65歳から半額、一生涯
付帯するサービス等 がん専門相談サービス

 

加入可能な年齢は、払い込む年齢によって違いがあります。
今回記載したものは、最大での加入可能年齢です。

 

Daysの保障内容

続いては、Daysの保障内容です。
必ず契約に含まれる基本保障(主契約)と、任意で選択できる特約事項は次のようになっています。

保障項目 基本保障 特約事項
がん診断一時金 ×
入院給付 ×
通院給付 ×
手術給付 ×
先進医療給付 ×
抗がん剤治療給付 ×
放射線治療給付 ×
ホルモン剤治療給付 ×
女性向け保障 × ×

【参考】アメリカンファミリー「新生きるためのがん保険 Days

 

保障される点は以上のようになっています。
基本保障の部分で保障が充実しています。

 

以下でそれぞれ説明します。

 

基本保障の保障内容

がん診断給付金
  • がん:対象
  • 上皮内新生物:対象

がん診断給付金は、がんと確定診断された際に一時金が支払われるものです。
金額は次のとおり、がんの状態により異なります。

  • がん(悪性新生物):100万円
  • 初期がん(皮内新生物):10万円

 

一時金が支払われるのは、保険期間をとおしてどちらも1回までとなっています。
ただし、特約事項の「診断給付金複数回支払特約」を付けると、2年に一度までにすることができます。

 

入院給付金

入院

  • がん:対象
  • 上皮内新生物:対象

入院給付金は、がんを理由とする入院をした際、1日あたり5,000円または10,000円の給付金が支払われるものです。
金額は、加入時のプランにより変わります。

 

保障されるのは入院1日目からで、保障日数は無制限です。

 

通院給付金
  • がん:対象
  • 上皮内新生物:対象

がん治療のために通院した場合に、1日当たり5,000円または10,000円の給付金が支払われます。
支払いの対象となるのは次の2つの場合です。

  • 手術、抗がん剤治療、放射線治療(三大治療)を目的とした通院
  • がん治療を目的とした入院後の通院

後者の場合、あくまで「入院後」の通院のみが対象となります。

 

支払日数は次のとおりです。

  • 三大治療のための通院:日数無制限
  • 入院後の通院:退院後365日以内で日数無制限

入院後の通院の場合は、対象となるのが退院後365日以内の通院となります。
なお、1日に複数回通院しても支払いは1回分のみです。

 

手術治療給付金
  • がん:対象
  • 上皮内新生物:対象

検査

手術治療給付金は、がん治療を目的とした所定の手術を受けた際に10万円または20万円が支払われます。
手術給付金の金額は、入院給付金の金額を5,000円と10,000円のどちらを選んだかで変わります。

 

支払回数は無制限です。
ただし、同一手術を複数回受けた場合で、かつ手術料が1回のみ算定される場合には14日に1度となります。

 

入院を伴わない手術であっても給付対象となっています。

 

放射線治療給付金
  • がん:対象
  • 上皮内新生物:対象

放射線治療給付金は、がんの治療を目的として「放射線治療」や「電磁波温熱療法」を受けた際に、一回当たり10万円または20万円が支払われます。
支払回数は無制限ですが、60日に一度となります。

 

放射線治療に関する保障は、通常特約事項として設定されていることが多いです。
Daysでは、基本保障に組み込まれているため保障が手厚いといえます。

 

抗がん剤治療給付金
  • がん:対象
  • 上皮内新生物:対象外

抗がん剤治療給付金は、抗がん剤治療を受けた際、1月当たり5万円または10万円が支払われます。
なお、乳がんと前立腺がんを対象としたホルモン剤治療を受ける際には、金額が半額になります。
支払回数は1月に1回までとなります。

 

この保障だけ、上皮内新生物が対象外となっています。
また、他の基本保障は終身保障ですが、この保障のみ10年満期の自動更新となっています。
そのため、更新時に若干保険料が上がります。

 

特約事項

がん先進医療特約
  • がん:対象
  • 上皮内新生物:対象外

研究

がん先進医療特約は、がん治療を目的とした先進医療による治療を受けた際にその実費分が保障されます。
保障限度額は、保険期間通算で2,000万円までとなっています。
また1年に一度を限度として、一時金として15万円も給付されます。

 

保障期間は10年となっており、10年ごとに更新されるようになります。
加入時の特約料は一律79円となっていますが、更新時の特約料は更新時の年齢により再計算されます。
そのため、更新時には特約料が若干上がる可能性があります。

 

診断給付金複数回支払特約
  • がん:対象
  • 上皮内新生物:対象

診断給付金複数回支払特約とは、基本保障では保険期間で1回限りの給付だったがん診断給付金を、2年に一度を限度に複数回給付されるようにする特約です。
この特約を付けることで、がんの

  • 転移
  • 再発

と言った場合にも、前回の給付金の支払いから2年が経過していれば、一時金が支払われます。

 

ただし、この特約を付けた場合には、確定診断だけでは支払いの対象とはなりません。
確定診断を受けた後、入院をした時点で初めて一時金が支払われます。

保障充実のDaysの保険料はいくら?年齢・性別ごとに紹介!

気になるDaysの保険料

生命保険の保険料は、毎月負担することになるため、重要なものの1つです。
いくら保障が充実していても、その分保険料が割高になってしまっては意味がありません。

 

ポイント

以下では、Daysの保険料を

  • 年齢
  • 性別

ごとに紹介します。

 

なお、保険料を算出するにあたっては以下の条件で算出しています。

 

保険料算出条件
  • 入院給付金:10,000円
  • がん先進医療特約:付加
  • 診断給付金複数回支払特約:付加

保険料払込み方法については、

  • 終身払い
  • 60歳から半額
  • 60歳払込み完了

の3つのパターンを記載します。

 

男性の保険料

男性の保険料です。

加入年齢 終身払い 60歳から半額 60歳払込み完了
20歳 2,479円 2,629円 3,479円
30歳 3,429円 3,779円 5,219円
40歳 5,099円 5,979円 8,719円
50歳 8,149円 10,949円 19,429円
60歳 13,339円 選択不可 選択不可
70歳 19,339円 選択不可 選択不可

 

女性の保険料

女性の保険料です。

加入年齢 終身払い 60歳から半額 60歳払込み完了
20歳 2,629円 2,829円 3,609円
30歳 3,679円 4,089円 5,399円
40歳 5,379円 6,249円 3,739円
50歳 6,969円 9,199円 16,559円
60歳 8,569円 選択不可 選択不可
70歳 10,339円 選択不可 選択不可

 

保険料は若干高め

Daysの保険料を見てみると、全年齢で若干高めの金額となっています。
その理由は、基本保障で保障されるものが多いためです。
さまざまなことが保障される分、どうしても保険料が高めになってしまいます。

 

診断給付金複数回支払特約を外せば保険料は下がるが…

なお、今回は「診断給付金複数回支払特約」を付加した条件で保険料を算出しています。
この特約を外せば、保険料は年齢により300〜2,000円程度安くなります。

 

ただ、がん診断時の一時金はがん保険でとても重要な保障であるため、この特約を外すのはおすすめできません。
そのため、Daysの保険料を他のがん保険と比べる際には、この特約込みで考えることが大切です。

保障の手厚いDaysに存在するデメリット

デメリットは「がん診断給付金」の給付回数

Daysは非常に保障が手厚いがん保険ですが、デメリットも存在します。
それは、
がん診断給付金の給付回数
です。

カルテ

 

基本保障で説明したとおり、がん診断給付金は保険期間を通じて

  • がん(悪性新生物)で1回
  • 上皮内新生物で1回

を限度として支払われます。
この回数は、他のがん保険と比べると非常に少ないといえます。

 

他のがん保険はどうなっている?

他のがん保険では、がん診断給付金は、2年に一度を限度として、複数回または無制限で支払われます。
中には、メットライフ生命の「ガードエックス」のように、1年に一度支払われるものもあります。

 

近年では、がんと診断された際の一時金をメインとしたがん保険も増えてきています。
入院や通院の保障は特約となっており、診断一時金のみを基本保障とするがん保険も存在します。

 

何度も受け取りたくはありませんが…

がん診断給付金は、何度も受け取りたいものではありません。
できれば、受け取らずに過ごせればそれに越したことはありません。

 

でも、実際にがんになった際、まとまった大きなお金が支払われるのはとても重要です。
まして、転移したり再発したり、ということがあれば、家族の精神的な負担がもとても大きくなります。
その際、金銭面での余裕が少しでも減らすことができるのは非常に救いになります。

 

私は父をがんで亡くしていますが、その際は数年かけて転移や再発を繰り返しました。
まず肺がんが見つかり、2年後に副腎に転移し、その1年後に肺がんが再発しました。
このように、がんは時間をかけて転移や再発することが多いです。
そのため、がん診断給付金の支払い回数は非常に重要なのです。

 

特約で給付回数は増やせますが…

Daysは販売途中から新しい特約が加わりました。
それが、このページでも紹介している「診断給付金複数回支払特約」です。
この特約を付けることで、従来一度だけであったがん診断給付金が複数回支払われます。

 

しかし、この特約も手放しで喜べる素晴らしいものかと言えば、やや疑問です。
その理由は次の2点です。

  • 特約料が別途必要
  • 支払い条件が基本保障と若干異なる

 

特約料が別途必要

この特約を付けると、別途特約料金が必要になります。
金額は年齢や払込期間によって変わりますが、特約料は300〜2,000円程度必要となります。

 

他社では特約でなくとも2年に一度支払われるのが通常であるのに、別途特約料が必要になるのはデメリットと言えます。

 

支払い条件が基本保障と若干異なる

入院女性

基本保障では、診断給付金の支払い条件は「がんと確定診断されたとき」でした。
しかし、この特約の場合は「前回の給付器支払から2年以上経過し、がんと確定診断され入院しているとき」となっています。

 

特約の場合は、確定診断だけではなく、入院の有無が条件となってきます。
そのため、がんと診断されたものの、通院で治療を行っていくこととなった場合には一時金は支払われません。

 

これは非常に大きなデメリットと言えます。
がんになって余裕がないのに、入院がないからと言って保険金が支払われないのでは意味がありません。
給付金が一度だけであるデメリットを克服すべく登場した特約ではありますが、根本的な解決に至っていないといえます。

アフラックのがん保険には入っておくべき?

Daysは保障は手厚いけどもう一歩のがん保険

まとめ

ここまでご紹介したとおり、Daysは非常に考えられた保障の手厚いがん保険です。

  • 抗がん剤治療
  • ホルモン治療
  • 通院保障

と言った、最新の保障を取り入れ幅広く保障しています。

 

しかし、どうしても「がん診断給付金」の面で他社に見劣りしてしまいます。
そのため、そこがどうにかなればぜひ入りたいがん保険ですが、現状ではもう一歩という感じです。

 

シンプルながん保険が増えている中、保障が手厚いがん保険であるため、診断給付金も更に充実してほしいところです。

 

ぜひ、他のがん保険とも比較して、内容を検討してみてくださいね。

 



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