JA共済と医療保険を比べてみよう
医療保険に入るならJA共済と医療保険どちらが良い?
JA共済の医療共済にはいろうと思っているんですが、民間の医療保険もおすすめと言われました。
どちらに入るべきか悩んでいます。
どちらに入るのが良いでしょうか。
JA共済さまざまは様々な保険を扱う共済
医療保険に入ろうとした際、その選択肢して上がるものの1つに共済があります。
中でも、取り扱う保険の種類が多く、さまざまな保障が充実している「JA共済」はよく選択肢の1つとなります。
JAと言えば、「農協」の名前で知られており、
- 知人が入っているから
- 農協の窓口で勧誘されて
- CMで知名度があるから
と言った理由から、加入している人も多いです。
ただ、加入の際に、生命保険会社の医療保険と悩むという方も多いようです。
そこで、JA共済の医療保障が受けられる「医療共済」と生命保険会社の医療保険、どちらが良いのかを検討していきます。
JA共済と医療保険の保障内容を比べてみよう
肝心の保障内容はどちらが優れているのか
それでは、さっそくJA共済と生命保険会社の医療保険を比べてみます。
比較に用いるのは、それぞれ次の医療保険商品です。
- JA共済「医療共済」
- メットライフ生命「Flexi(フレキシィ)」
後者のメットライフ生命の医療保険は、実際に私が加入している医療保険です。
(厳密には、フレキシィの前身の医療保険ですが、保障内容はほぼ同じです。)
実際に比較してみよう
比較条件
比較を行うにあたっては、次の条件で保険料等を算出します。
- 年齢性別 : 30歳男性
- 入院日額 : 10,000円
- 特約事項 : 先進医療特約、通院保障特約
比較表
では、実際に比較表にて比べてみます。
なお、保障内容が優れていると思われる方に
この色を付けています。
保険会社名
商品名
JA共済
医療共済
メットライフ生命
フレキシィ
入院日額保障
10,000円
10,000円
(5,000円も選択可)
入院日額限度日数
1入院120日目まで
(365日、200日も選択可)
1入院60日目まで
入院見舞金
1入院あたり5万円
なし
手術一時金額
20万円または5万円(一律)
20万円または5万円(一律)
先進医療特約
通算1,000万円まで
通算2,000万円まで+一時金5万円
死亡給付金
なし
(特約でつけることは可能)
なし
通院保障
なし
1通院6,000円(入院後の通院)
その他特約
がん重点保障、万一の保障
がん特約、死亡特約、7大疾病での入院保障延長
放射線治療保障
1回あたり10万円
1回あたり20万円
その他特記事項
なし
T-PECのセカンドオピニオンサービスが付属
保障される期間
一生涯(終身)
一生涯(終身)
月額保険料金
7,844円
80歳で保険料払込み完了の場合
4,635円
65歳で保険料払込み完了の場合
JA共済は入院時の保障が手厚い
保障内容や保険料を比べてみると以上のようになりました。
保障内容としては、フレキシィの方が優れている部分が多いと言えます。
フレキシィと比べると、JA共済の医療共済が優れているのは、入院時の保障が手厚いことです。
これは、医療保障としては良い部分です。
医療共済の場合、
- 入院保障日数が長い(最長365日まで設定できる)
- 入院時の見舞金がある
というメリットがあります。
これは、メットライフ生命のフレキシィにはないメリットです。
病気治療のための入院日数はどんどん短くなっている
病気の治療は入院から通院へと変化している
JA共済の医療共済とフレキシィを比べる際に大きく異なるのが、入院時の保障日数です。
それぞれ、選択することができる保障日数は次のとおりです。
- 医療共済:120日、200日、365日
- フレキシィ:60日、120日
入院保障日数は、JA共済の医療共済の方が最低限の日数が長くなります。
確かに、保障される入院日数が長ければ長いほど安心感はあります。
しかし、だからと言って必ずしもそれが良いというわけではありません。
理由は、入院日数の短縮化です。
入院日数はどう変化している?
近年、病気の治療は技術の進歩等により「入院治療」から「通院治療」へと変化してきています。
実際の傷病別の入院日数を見てみると、次のように変化してきています。
病気別の平均入院日数
傷病分類
平成17年
平成20年
平成23年
結核
71.9日
60.3日
65.4日
胃の悪性新生物(胃がん)
34.6日
26.8日
22.6日
結腸及び直腸の悪性新生物(直腸がん)
30.7日
19.2日
17.5日
肝及び肝内胆管の悪性新生物(肝がん)
26.9日
22.4日
18.6日
気管,気管支及び肺の悪性新生物(肺がん)
34.1日
27.2日
21.7日
乳房の悪性新生物(乳がん)
データ無し
データ無し
11.8日
糖尿病
34.4日
38.6日
36.1日
高血圧性疾患
41.4日
45.8日
41.2日
心疾患(高血圧性のものを除く)
27.8日
24.2日
21.9日
脳血管疾患
101.7日
104.7日
93.0日
肝疾患
30.0日
29.8日
27.4日
【出典】厚生労働省『患者調査の概況』
入院日数はおおむね短縮化傾向
上記の表を見ていただくと、全てではありませんが、ほとんどの傷病で入院日数が短縮してきています。
また、ほとんどの傷病において、入院日数は60日以内となっています。
このように、近年の治療傾向を見ると、長期入院の必要性はやや不要とも言えます。
もちろん、長期入院への備えがあればそれに越したことはありません。
しかし、それにより保険料が高くなってしまうのであれば、必ずしも必要とは言えないでしょう。
一生のうちに払い込む保険料の総額を比べてみると…
同じ終身タイプの保険でも払い込む総額は大きく異なる
保険のことを考える際、最も分かりやすいのが「保険料の違い」です。
保障内容ももちろん大切ですが、やはり毎月の出費を伴う保険料は最も気になるところです。
保険料は毎月の分だけに目が行きがちですが、保険期間全体で支払う総額もとても重要です。
毎月の保険料に差がなくても、保険料総額で見たら差が大きかったということも良くあります。
そこで、医療共済とフレキシィの保険料総額を比較してみます。
なお、保険料総額は次の計算式で求めることができます。
毎月の保険料 × 支払期間 × 12か月 = 保険料総額
保険料総額を比較してみると
JA共済「医療共済」の保険料総額
まずはJA共済の「医療共済」の保険料総額を見てみます。
先程の比較条件での医療共済の保険料は7,844円でした。
そして、支払期間は30歳から80歳までの50年間となっています。
これらを計算式に当てはめてみると次のようになります。
7,844円(月保険料) × 50年 × 12か月
= 4,706,400円(医療共済の保険料総額)
30歳で医療共済に加入した場合、保険期間全体で支払う保険料は約470万円となります。
(加入する年齢や特約の有無で変化します。)
メットライフ生命「フレキシィ」の保険料総額
続いて、メットライフ生命「フレキシィ」の保険料総額を見てみます。
先程の比較条件でのフレキシィの保険料は4,653円でした。
支払期間は、30歳から65歳までの35年間となっています。
以上の条件で保険料総額を計算してみると次のようになります。
4,653円(月保険料) × 35年 × 12か月
= 1,954,260円(フレキシィの保険料総額)
30歳でフレキシィに加入した場合、保険期間全体で支払う保険料は約195万円となります。
(こちらも加入する年齢や特約の付け方によって金額は変わります。)
保険料総額の差は200万円以上!
医療共済とフレキシィの保険料総額が出そろったところで、その差額を見てみます。
4,706,400円(医療共済) − 1,954,260円(フレキシィ) = 2,752,140円
2つを比べた場合、以上のように保険料総額で2,752,140円の差があることが分かりました。
どちらも一生涯の医療保障を得るという点では同じですが、そのために必要な保険料に約275万円も差が出ます。
もちろん、それぞれ保障内容に若干の違いはあります。
しかし、その違いを差し引いても、この保険料の違いはとても大きいです。
このように、支払う保険料の総額で考えると、かなり差が出ることとなります。
自分にとって本当に最適な医療保険に加入しよう
医療保険は千差万別
ここまでご紹介したように、JA共済の医療共済とメットライフ生命のフレキシィを比べてみると、フレキシィの方がより無駄のない保障がそろっており、なおかつ保険料も安いです。
もちろん、医療共済も入院時の保障が手厚くなっている点は良いのですが、どうしても保険料が高めとなっています。
保険は、病気やけがという不確定なものに備えるものではあります。
しかし、そのために多額の保険料を支払ってしまうのは考えものです。
そのため、JA共済の医療共済と、生命保険会社の医療保険を比べると、
生命保険会社の医療保険を選んでおいた方が良い
といえます。
医療保険にもいろいろある
生命保険会社の医療保険が良いからと言って、ここで紹介したフレキシィが万人に最適とは言えません。
というのも、医療保険は、保険の中でも保険会社によって大きく保障内容が異なるからです。
一例ですが、
- 通院保障の入院を挟む必要があるかどうか
- 7大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)の保障の有無
- 解約返戻金の有無
- 女性特有の疾病への保障の有無
等、多くの違いがあります。
各医療保険の特徴などについては、当サイト内の医療保険ランキングのページでまとめてはおります。
ただ、そのページ下部でも書いていますが、医療保険に加入する際には、自分に最適な保険を選ぶことが大切です。
そして、そのための方法としては、私も実際に行った保険の専門家への相談が効果的です。
専門家の力を借りたり、自分でも調べてみたりしながら良い医療保険への見直しを検討してみてくださいね。
良い医療保険に入るためのおすすめのコンテンツ
肝心の保障内容はどちらが優れているのか
それでは、さっそくJA共済と生命保険会社の医療保険を比べてみます。
比較に用いるのは、それぞれ次の医療保険商品です。
- JA共済「医療共済」
- メットライフ生命「Flexi(フレキシィ)」
後者のメットライフ生命の医療保険は、実際に私が加入している医療保険です。
(厳密には、フレキシィの前身の医療保険ですが、保障内容はほぼ同じです。)
実際に比較してみよう
比較条件
比較を行うにあたっては、次の条件で保険料等を算出します。
- 年齢性別 : 30歳男性
- 入院日額 : 10,000円
- 特約事項 : 先進医療特約、通院保障特約
比較表
では、実際に比較表にて比べてみます。
なお、保障内容が優れていると思われる方に
保険会社名 商品名 |
JA共済 医療共済 |
メットライフ生命 フレキシィ |
---|---|---|
入院日額保障 | 10,000円 | 10,000円 (5,000円も選択可) |
入院日額限度日数 | 1入院120日目まで (365日、200日も選択可) |
1入院60日目まで |
入院見舞金 | 1入院あたり5万円 | なし |
手術一時金額 | 20万円または5万円(一律) | 20万円または5万円(一律) |
先進医療特約 | 通算1,000万円まで | 通算2,000万円まで+一時金5万円 |
死亡給付金 | なし (特約でつけることは可能) |
なし |
通院保障 | なし | 1通院6,000円(入院後の通院) |
その他特約 | がん重点保障、万一の保障 | がん特約、死亡特約、7大疾病での入院保障延長 |
放射線治療保障 | 1回あたり10万円 | 1回あたり20万円 |
その他特記事項 | なし | T-PECのセカンドオピニオンサービスが付属 |
保障される期間 | 一生涯(終身) | 一生涯(終身) |
月額保険料金 | 7,844円 80歳で保険料払込み完了の場合 |
4,635円 65歳で保険料払込み完了の場合 |
JA共済は入院時の保障が手厚い
保障内容や保険料を比べてみると以上のようになりました。
保障内容としては、フレキシィの方が優れている部分が多いと言えます。
フレキシィと比べると、JA共済の医療共済が優れているのは、入院時の保障が手厚いことです。
これは、医療保障としては良い部分です。
医療共済の場合、
- 入院保障日数が長い(最長365日まで設定できる)
- 入院時の見舞金がある
というメリットがあります。
これは、メットライフ生命のフレキシィにはないメリットです。
病気治療のための入院日数はどんどん短くなっている
病気の治療は入院から通院へと変化している
JA共済の医療共済とフレキシィを比べる際に大きく異なるのが、入院時の保障日数です。
それぞれ、選択することができる保障日数は次のとおりです。
- 医療共済:120日、200日、365日
- フレキシィ:60日、120日
入院保障日数は、JA共済の医療共済の方が最低限の日数が長くなります。
確かに、保障される入院日数が長ければ長いほど安心感はあります。
しかし、だからと言って必ずしもそれが良いというわけではありません。
理由は、入院日数の短縮化です。
入院日数はどう変化している?
近年、病気の治療は技術の進歩等により「入院治療」から「通院治療」へと変化してきています。
実際の傷病別の入院日数を見てみると、次のように変化してきています。
病気別の平均入院日数
傷病分類
平成17年
平成20年
平成23年
結核
71.9日
60.3日
65.4日
胃の悪性新生物(胃がん)
34.6日
26.8日
22.6日
結腸及び直腸の悪性新生物(直腸がん)
30.7日
19.2日
17.5日
肝及び肝内胆管の悪性新生物(肝がん)
26.9日
22.4日
18.6日
気管,気管支及び肺の悪性新生物(肺がん)
34.1日
27.2日
21.7日
乳房の悪性新生物(乳がん)
データ無し
データ無し
11.8日
糖尿病
34.4日
38.6日
36.1日
高血圧性疾患
41.4日
45.8日
41.2日
心疾患(高血圧性のものを除く)
27.8日
24.2日
21.9日
脳血管疾患
101.7日
104.7日
93.0日
肝疾患
30.0日
29.8日
27.4日
【出典】厚生労働省『患者調査の概況』
入院日数はおおむね短縮化傾向
上記の表を見ていただくと、全てではありませんが、ほとんどの傷病で入院日数が短縮してきています。
また、ほとんどの傷病において、入院日数は60日以内となっています。
このように、近年の治療傾向を見ると、長期入院の必要性はやや不要とも言えます。
もちろん、長期入院への備えがあればそれに越したことはありません。
しかし、それにより保険料が高くなってしまうのであれば、必ずしも必要とは言えないでしょう。
一生のうちに払い込む保険料の総額を比べてみると…
同じ終身タイプの保険でも払い込む総額は大きく異なる
保険のことを考える際、最も分かりやすいのが「保険料の違い」です。
保障内容ももちろん大切ですが、やはり毎月の出費を伴う保険料は最も気になるところです。
保険料は毎月の分だけに目が行きがちですが、保険期間全体で支払う総額もとても重要です。
毎月の保険料に差がなくても、保険料総額で見たら差が大きかったということも良くあります。
そこで、医療共済とフレキシィの保険料総額を比較してみます。
なお、保険料総額は次の計算式で求めることができます。
毎月の保険料 × 支払期間 × 12か月 = 保険料総額
保険料総額を比較してみると
JA共済「医療共済」の保険料総額
まずはJA共済の「医療共済」の保険料総額を見てみます。
先程の比較条件での医療共済の保険料は7,844円でした。
そして、支払期間は30歳から80歳までの50年間となっています。
これらを計算式に当てはめてみると次のようになります。
7,844円(月保険料) × 50年 × 12か月
= 4,706,400円(医療共済の保険料総額)
30歳で医療共済に加入した場合、保険期間全体で支払う保険料は約470万円となります。
(加入する年齢や特約の有無で変化します。)
メットライフ生命「フレキシィ」の保険料総額
続いて、メットライフ生命「フレキシィ」の保険料総額を見てみます。
先程の比較条件でのフレキシィの保険料は4,653円でした。
支払期間は、30歳から65歳までの35年間となっています。
以上の条件で保険料総額を計算してみると次のようになります。
4,653円(月保険料) × 35年 × 12か月
= 1,954,260円(フレキシィの保険料総額)
30歳でフレキシィに加入した場合、保険期間全体で支払う保険料は約195万円となります。
(こちらも加入する年齢や特約の付け方によって金額は変わります。)
保険料総額の差は200万円以上!
医療共済とフレキシィの保険料総額が出そろったところで、その差額を見てみます。
4,706,400円(医療共済) − 1,954,260円(フレキシィ) = 2,752,140円
2つを比べた場合、以上のように保険料総額で2,752,140円の差があることが分かりました。
どちらも一生涯の医療保障を得るという点では同じですが、そのために必要な保険料に約275万円も差が出ます。
もちろん、それぞれ保障内容に若干の違いはあります。
しかし、その違いを差し引いても、この保険料の違いはとても大きいです。
このように、支払う保険料の総額で考えると、かなり差が出ることとなります。
自分にとって本当に最適な医療保険に加入しよう
医療保険は千差万別
ここまでご紹介したように、JA共済の医療共済とメットライフ生命のフレキシィを比べてみると、フレキシィの方がより無駄のない保障がそろっており、なおかつ保険料も安いです。
もちろん、医療共済も入院時の保障が手厚くなっている点は良いのですが、どうしても保険料が高めとなっています。
保険は、病気やけがという不確定なものに備えるものではあります。
しかし、そのために多額の保険料を支払ってしまうのは考えものです。
そのため、JA共済の医療共済と、生命保険会社の医療保険を比べると、
生命保険会社の医療保険を選んでおいた方が良い
といえます。
医療保険にもいろいろある
生命保険会社の医療保険が良いからと言って、ここで紹介したフレキシィが万人に最適とは言えません。
というのも、医療保険は、保険の中でも保険会社によって大きく保障内容が異なるからです。
一例ですが、
- 通院保障の入院を挟む必要があるかどうか
- 7大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)の保障の有無
- 解約返戻金の有無
- 女性特有の疾病への保障の有無
等、多くの違いがあります。
各医療保険の特徴などについては、当サイト内の医療保険ランキングのページでまとめてはおります。
ただ、そのページ下部でも書いていますが、医療保険に加入する際には、自分に最適な保険を選ぶことが大切です。
そして、そのための方法としては、私も実際に行った保険の専門家への相談が効果的です。
専門家の力を借りたり、自分でも調べてみたりしながら良い医療保険への見直しを検討してみてくださいね。
良い医療保険に入るためのおすすめのコンテンツ
病気の治療は入院から通院へと変化している
JA共済の医療共済とフレキシィを比べる際に大きく異なるのが、入院時の保障日数です。
それぞれ、選択することができる保障日数は次のとおりです。
- 医療共済:120日、200日、365日
- フレキシィ:60日、120日
入院保障日数は、JA共済の医療共済の方が最低限の日数が長くなります。
確かに、保障される入院日数が長ければ長いほど安心感はあります。
しかし、だからと言って必ずしもそれが良いというわけではありません。
理由は、入院日数の短縮化です。
入院日数はどう変化している?
近年、病気の治療は技術の進歩等により「入院治療」から「通院治療」へと変化してきています。
実際の傷病別の入院日数を見てみると、次のように変化してきています。
病気別の平均入院日数
傷病分類 | 平成17年 | 平成20年 | 平成23年 |
---|---|---|---|
結核 | 71.9日 | 60.3日 | 65.4日 |
胃の悪性新生物(胃がん) | 34.6日 | 26.8日 | 22.6日 |
結腸及び直腸の悪性新生物(直腸がん) | 30.7日 | 19.2日 | 17.5日 |
肝及び肝内胆管の悪性新生物(肝がん) | 26.9日 | 22.4日 | 18.6日 |
気管,気管支及び肺の悪性新生物(肺がん) | 34.1日 | 27.2日 | 21.7日 |
乳房の悪性新生物(乳がん) | データ無し | データ無し | 11.8日 |
糖尿病 | 34.4日 | 38.6日 | 36.1日 |
高血圧性疾患 | 41.4日 | 45.8日 | 41.2日 |
心疾患(高血圧性のものを除く) | 27.8日 | 24.2日 | 21.9日 |
脳血管疾患 | 101.7日 | 104.7日 | 93.0日 |
肝疾患 | 30.0日 | 29.8日 | 27.4日 |
【出典】厚生労働省『患者調査の概況』
入院日数はおおむね短縮化傾向
上記の表を見ていただくと、全てではありませんが、ほとんどの傷病で入院日数が短縮してきています。
また、ほとんどの傷病において、入院日数は60日以内となっています。
このように、近年の治療傾向を見ると、長期入院の必要性はやや不要とも言えます。
もちろん、長期入院への備えがあればそれに越したことはありません。
しかし、それにより保険料が高くなってしまうのであれば、必ずしも必要とは言えないでしょう。
一生のうちに払い込む保険料の総額を比べてみると…
同じ終身タイプの保険でも払い込む総額は大きく異なる
保険のことを考える際、最も分かりやすいのが「保険料の違い」です。
保障内容ももちろん大切ですが、やはり毎月の出費を伴う保険料は最も気になるところです。
保険料は毎月の分だけに目が行きがちですが、保険期間全体で支払う総額もとても重要です。
毎月の保険料に差がなくても、保険料総額で見たら差が大きかったということも良くあります。
そこで、医療共済とフレキシィの保険料総額を比較してみます。
なお、保険料総額は次の計算式で求めることができます。
毎月の保険料 × 支払期間 × 12か月 = 保険料総額
保険料総額を比較してみると
JA共済「医療共済」の保険料総額
まずはJA共済の「医療共済」の保険料総額を見てみます。
先程の比較条件での医療共済の保険料は7,844円でした。
そして、支払期間は30歳から80歳までの50年間となっています。
これらを計算式に当てはめてみると次のようになります。
7,844円(月保険料) × 50年 × 12か月
= 4,706,400円(医療共済の保険料総額)
30歳で医療共済に加入した場合、保険期間全体で支払う保険料は約470万円となります。
(加入する年齢や特約の有無で変化します。)
メットライフ生命「フレキシィ」の保険料総額
続いて、メットライフ生命「フレキシィ」の保険料総額を見てみます。
先程の比較条件でのフレキシィの保険料は4,653円でした。
支払期間は、30歳から65歳までの35年間となっています。
以上の条件で保険料総額を計算してみると次のようになります。
4,653円(月保険料) × 35年 × 12か月
= 1,954,260円(フレキシィの保険料総額)
30歳でフレキシィに加入した場合、保険期間全体で支払う保険料は約195万円となります。
(こちらも加入する年齢や特約の付け方によって金額は変わります。)
保険料総額の差は200万円以上!
医療共済とフレキシィの保険料総額が出そろったところで、その差額を見てみます。
4,706,400円(医療共済) − 1,954,260円(フレキシィ) = 2,752,140円
2つを比べた場合、以上のように保険料総額で2,752,140円の差があることが分かりました。
どちらも一生涯の医療保障を得るという点では同じですが、そのために必要な保険料に約275万円も差が出ます。
もちろん、それぞれ保障内容に若干の違いはあります。
しかし、その違いを差し引いても、この保険料の違いはとても大きいです。
このように、支払う保険料の総額で考えると、かなり差が出ることとなります。
自分にとって本当に最適な医療保険に加入しよう
医療保険は千差万別
ここまでご紹介したように、JA共済の医療共済とメットライフ生命のフレキシィを比べてみると、フレキシィの方がより無駄のない保障がそろっており、なおかつ保険料も安いです。
もちろん、医療共済も入院時の保障が手厚くなっている点は良いのですが、どうしても保険料が高めとなっています。
保険は、病気やけがという不確定なものに備えるものではあります。
しかし、そのために多額の保険料を支払ってしまうのは考えものです。
そのため、JA共済の医療共済と、生命保険会社の医療保険を比べると、
生命保険会社の医療保険を選んでおいた方が良い
といえます。
医療保険にもいろいろある
生命保険会社の医療保険が良いからと言って、ここで紹介したフレキシィが万人に最適とは言えません。
というのも、医療保険は、保険の中でも保険会社によって大きく保障内容が異なるからです。
一例ですが、
- 通院保障の入院を挟む必要があるかどうか
- 7大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)の保障の有無
- 解約返戻金の有無
- 女性特有の疾病への保障の有無
等、多くの違いがあります。
各医療保険の特徴などについては、当サイト内の医療保険ランキングのページでまとめてはおります。
ただ、そのページ下部でも書いていますが、医療保険に加入する際には、自分に最適な保険を選ぶことが大切です。
そして、そのための方法としては、私も実際に行った保険の専門家への相談が効果的です。
専門家の力を借りたり、自分でも調べてみたりしながら良い医療保険への見直しを検討してみてくださいね。
良い医療保険に入るためのおすすめのコンテンツ
同じ終身タイプの保険でも払い込む総額は大きく異なる
保険のことを考える際、最も分かりやすいのが「保険料の違い」です。
保障内容ももちろん大切ですが、やはり毎月の出費を伴う保険料は最も気になるところです。
保険料は毎月の分だけに目が行きがちですが、保険期間全体で支払う総額もとても重要です。
毎月の保険料に差がなくても、保険料総額で見たら差が大きかったということも良くあります。
そこで、医療共済とフレキシィの保険料総額を比較してみます。
なお、保険料総額は次の計算式で求めることができます。
毎月の保険料 × 支払期間 × 12か月 = 保険料総額
保険料総額を比較してみると
JA共済「医療共済」の保険料総額
まずはJA共済の「医療共済」の保険料総額を見てみます。
先程の比較条件での医療共済の保険料は7,844円でした。
そして、支払期間は30歳から80歳までの50年間となっています。
これらを計算式に当てはめてみると次のようになります。
7,844円(月保険料) × 50年 × 12か月
= 4,706,400円(医療共済の保険料総額)
30歳で医療共済に加入した場合、保険期間全体で支払う保険料は約470万円となります。
(加入する年齢や特約の有無で変化します。)
メットライフ生命「フレキシィ」の保険料総額
続いて、メットライフ生命「フレキシィ」の保険料総額を見てみます。
先程の比較条件でのフレキシィの保険料は4,653円でした。
支払期間は、30歳から65歳までの35年間となっています。
以上の条件で保険料総額を計算してみると次のようになります。
4,653円(月保険料) × 35年 × 12か月
= 1,954,260円(フレキシィの保険料総額)
30歳でフレキシィに加入した場合、保険期間全体で支払う保険料は約195万円となります。
(こちらも加入する年齢や特約の付け方によって金額は変わります。)
保険料総額の差は200万円以上!
医療共済とフレキシィの保険料総額が出そろったところで、その差額を見てみます。
4,706,400円(医療共済) − 1,954,260円(フレキシィ) = 2,752,140円
2つを比べた場合、以上のように保険料総額で2,752,140円の差があることが分かりました。
どちらも一生涯の医療保障を得るという点では同じですが、そのために必要な保険料に約275万円も差が出ます。
もちろん、それぞれ保障内容に若干の違いはあります。
しかし、その違いを差し引いても、この保険料の違いはとても大きいです。
このように、支払う保険料の総額で考えると、かなり差が出ることとなります。
自分にとって本当に最適な医療保険に加入しよう
医療保険は千差万別
ここまでご紹介したように、JA共済の医療共済とメットライフ生命のフレキシィを比べてみると、フレキシィの方がより無駄のない保障がそろっており、なおかつ保険料も安いです。
もちろん、医療共済も入院時の保障が手厚くなっている点は良いのですが、どうしても保険料が高めとなっています。
保険は、病気やけがという不確定なものに備えるものではあります。
しかし、そのために多額の保険料を支払ってしまうのは考えものです。
そのため、JA共済の医療共済と、生命保険会社の医療保険を比べると、
生命保険会社の医療保険を選んでおいた方が良い
といえます。
医療保険にもいろいろある
生命保険会社の医療保険が良いからと言って、ここで紹介したフレキシィが万人に最適とは言えません。
というのも、医療保険は、保険の中でも保険会社によって大きく保障内容が異なるからです。
一例ですが、
- 通院保障の入院を挟む必要があるかどうか
- 7大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)の保障の有無
- 解約返戻金の有無
- 女性特有の疾病への保障の有無
等、多くの違いがあります。
各医療保険の特徴などについては、当サイト内の医療保険ランキングのページでまとめてはおります。
ただ、そのページ下部でも書いていますが、医療保険に加入する際には、自分に最適な保険を選ぶことが大切です。
そして、そのための方法としては、私も実際に行った保険の専門家への相談が効果的です。
専門家の力を借りたり、自分でも調べてみたりしながら良い医療保険への見直しを検討してみてくださいね。
良い医療保険に入るためのおすすめのコンテンツ
医療保険は千差万別
ここまでご紹介したように、JA共済の医療共済とメットライフ生命のフレキシィを比べてみると、フレキシィの方がより無駄のない保障がそろっており、なおかつ保険料も安いです。
もちろん、医療共済も入院時の保障が手厚くなっている点は良いのですが、どうしても保険料が高めとなっています。
保険は、病気やけがという不確定なものに備えるものではあります。
しかし、そのために多額の保険料を支払ってしまうのは考えものです。
そのため、JA共済の医療共済と、生命保険会社の医療保険を比べると、
生命保険会社の医療保険を選んでおいた方が良い
といえます。
医療保険にもいろいろある
生命保険会社の医療保険が良いからと言って、ここで紹介したフレキシィが万人に最適とは言えません。
というのも、医療保険は、保険の中でも保険会社によって大きく保障内容が異なるからです。
一例ですが、
- 通院保障の入院を挟む必要があるかどうか
- 7大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)の保障の有無
- 解約返戻金の有無
- 女性特有の疾病への保障の有無
等、多くの違いがあります。
各医療保険の特徴などについては、当サイト内の医療保険ランキングのページでまとめてはおります。
ただ、そのページ下部でも書いていますが、医療保険に加入する際には、自分に最適な保険を選ぶことが大切です。
そして、そのための方法としては、私も実際に行った保険の専門家への相談が効果的です。
専門家の力を借りたり、自分でも調べてみたりしながら良い医療保険への見直しを検討してみてくださいね。
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