県民共済と医療保険どちらに入るべき?

県民共済と医療保険を迷うのはこんな時

県民共済と医療保険はどっちが良い?

 

就職をしたので、1つくらい保険に入らなきゃいけないかなと思って考えてみたんですが、県民共済と民間の医療保険のどちらが良いのか迷っています。
どっちが良いんでしょうか?


 

私も同じことで悩みました。

就職をして、新社会人になり、保険に入ることを検討する方は多いです。
私もそうでした。

 

その際、親に県民共済や都民共済をすすめられることって多いんじゃないかと思います。
そして更に、会社に来ている保険会社の営業さんから、民間の保険をすすめられることもあると思います。

 

恐らくそれぞれの謳い文句はこんな感じだと思います。

 

 

 

県民共済なら、保険料は掛け捨てで安いけど保障が手厚くて、年末にいくらか返ってくるから結果的に保険料はかなり安くなってお得だよ!
とりあえず県民共済だけ入っておけばたいていの場合は大丈夫だよ!


 

 

 

民間の医療保険は、終身タイプの保障も選べるし、いろいろな特約も付けられてお得ですよ。
県民共済では今は良くても老後になってから不安がありますよ。


 

 

さて、では、実際どちらがお得で保障内容も充実しているのでしょうか。

 

私自身、県民共済も医療保険も両方加入経験があります。
そのため、実際に私が加入したことのある内容で比較してみようと思います。

 

保障内容徹底比較! 県民共済 VS 医療保険

県民共済と民間の医療保険を比較してみよう

悩む女性

まずは、県民共済と民間の医療保険をの保障内容を比較します。
民間の医療保険については、私が加入しているメットライフ生命の新終身医療保険-フレキシィ-と比較します。

 

比較のため、保障内容は入院日額が同額となるようにし、毎月の保険料は25歳時点での金額とします。
(メットライフ生命の医療保険は60歳で保険料の払い込みが終了するよう設定)

 

なお、優れていると思われる方のセルを

  
色に塗りました。

 

保険会社名
商品名
フレキシィ

メットライフ生命
フレキシィ
県民共済のロゴ
県民共済
総合保障2型+医療1型
入院保障日額 5,000円 5,000円
入院日額限度日数 1入院60日目まで 1入院184日目まで
手術一時金額 10万円(一律) 5,10,20万円(手術に応じて)
先進医療特約 2,000万円まで+一時金5万円 150万円まで
死亡給付金 なし 400万円
その他特約 がん特約、死亡特約、通院保障 がん特約、三大疾病特約
その他特記事項 T-PECのセカンドオピニオンサービスが付属 入院14日以上で通院時に1,500円支給
保険の保障期間 終身(一生涯) 定期(掛け捨て)
月額保険料金 2,063円 3,000円

 

以上どうでしょうか?

 

これだけを見るとどっちもどっちという感じはあるかもしれません。
それぞれの保険のメリット・デメリットを抜き出すと概ね以下のような感じになると思います。

 

メットライフ生命のメリット・デメリット
メットライフ生命のメリット
  • 先進医療特約の金額が多い
  • 先進医療を受けた際に一時金が出る
  • セカンドオピニオンサービスが付帯する
  • 保険料が安価
  • 保障が終身(一生涯)

 

メットライフ生命のデメリット
  • 入院保障日数が60日(※プランによっては伸ばせます)
  • 死亡給付金がない

 

県民共済のメリット・デメリット
県民共済のメリット
  • 入院日額限度日数が1入院184日と長い
  • 死亡時の給付金がある
  • 入院14日目以上の場合、退院後の通院給付がある

 

県民共済のデメリット
  • 先進医療保障の金額が少ない
  • 保障内容の割に保険料がやや高い
  • 掛捨てのため払うのをやめれば保障が受けられない

 

以上を比べてみると

以上のとおり、それぞれのメリットとデメリットを見てみると、メットライフ生命も県民共済も一長一短といったところです。

 

しかし、それでも私は最終的にはメットライフ生命の医療保険へと加入しました。
そちらを選んだのには確固たる理由があります。

 

実は、県民共済には致命的ともいえる大きな落とし穴があるんです。

「私はこれで県民共済をやめました!」 県民共済のこわ〜い落とし穴

県民共済の保障内容に潜む落とし穴とは…?

驚く女性

県民共済には落とし穴があります。
県民共済の落とし穴、それは、

 

65歳から保障が段階的に減っていき、
85歳以降は更新することができない

 

ということです。

 

 

以下の表で見ると分かりやすいかと思います。
以下は、県民共済の年齢別の保障額です。
年齢が切り替わるごとに、保障内容は自動的に変更されます。

加入可能年齢 60〜65歳 65〜70歳 70〜80歳 80〜85歳 85歳〜
入院保障
(病気)
4,500円 2,500円 2,500円 0円 更新・加入不可
入院保障
(怪我)
5,000円 2,500円 2,500円 1,000円
死亡保障 700万円 200万円 150万円 50万円
先進医療 75万円まで 75万円まで 75万円まで 0円
月保険料 3,000円 3,000円 3,000円 3,000円

 

県民共済は保障が先細りし、保障の期限もある

以上のとおり、県民共済は65歳からは保障が先細りしていきます。
そして、85歳以上は更新も新規加入もすることができません。

 

医療保障が最も必要になる老後に保障がどんどんなくなっていきます。
それなのに保険料はそれまでと同じ3,000円のままです。
老後の毎月3,000円の負担は、現役世代の3,000円より重たいことでしょう。

 

メットライフ生命は保障はそのままで、老後は保険料の負担もない

県民共済とは対照的に、私が加入したメットライフ生命の医療保険は、何歳になっても保障は加入時のままです。
保障は一生涯受けられ、先細りすることはありません。

 

また、保険料も60歳や65歳までに払い込んでしまえば、それ以降は保険料を支払わずに医療保障を受けられます。

 

以上をまとめると

県民共済は、老後に毎月3,000円を支払って期限が決められた医療保障を受けることになります。
また、保障も先細りし、85歳で保障が終了となります。

 

メットライフ生命をはじめとした民間の終身医療保険は、保障は一生涯変わらず受けられます。
また、65歳くらいまでの現役世代のうちに保険料を払い込んでしまえば、老後に保険料の負担はありません。

 

以上2つを比べると一体どちらが安心でしょうか・・・?

県民共済と医療保険のどちらに入るかの結論

保険に1つだけ入るなら・・・

ポイント

保険に1つだけ入るなら保険会社の終身医療保険
若いうちに安く最低限の終身医療保険に入っておくことで、老後も一生涯の保障を持ち続けられて安心!

 

もし、ベースとなる終身医療保険があってなおかつ、掛け捨ての安価な保険に入る場合には、特約を付けずに県民共済に加入するというのは有りです。
ただ、そうではなく県民共済1本で老後の医療保障を確保しようとするのは大変危険です。

 

現在、県民共済にのみ加入している場合には、ぜひ民間の終身医療保険の活用も検討してみてください。
そうすることで、きっと老後まで続く安心が得られるはずです。

 



 

 

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