保険加入時の保険料は1か月分だけ得をすることができる
これからご紹介するお話は、ある意味とてもケチなお話なのかもしれません。
「そこまでするか!」
と思われてしまうかもしれません。
でも、せっかくなのでご紹介します。
新規に保険に加入する場合、ある方法を使うと、初回1回目分の保険料を節約することができます。
ちなみにですが、別ページでも似たような方法を紹介しています。
保険料の支払い猶予期間を利用して見直し時の保険料を節約!
そちらは、保険見直し時に1回分保険料を節約する方法でした。
今回ご紹介するのは、新規に保険に入る際に1回分保険料を節約する方法です。
以下では、その方法を説明します。
「支払う保険料は翌月分の前払い」ってご存知でしたか?
保険料は前払いってご存知でしたか?
まず、大前提として知っておきたいのは、支払った保険料がいつの分の保険料であるのかということです。
普段、保険料を支払う際にはあまり考えずに支払っていますが、その月に支払った保険料がいつの分の保険料かをご存知でしょうか。
実は、その月に支払った保険料は翌月分の保険料なんです。
つまり、
- 1月に支払った保険料は2月分
- 2月に支払った保険料は3月分
- 3月に支払った保険料は4月分…
となるわけです。
≪支払った保険料がいつの保険料なのか≫
したがって、保険料は毎月前払いをしていることになります。
保険加入時の第1回目の保障は「責任開始日」から開始される
生命保険の保障が開始されるための条件
次に大事になってくるのは、保険加入時に保障がいつから開始されるのかという点です。
これについては、「責任開始日」から保障が開始されることとなります。
では、「責任開始日」とはどの時点かというと、
- 保険加入申込書
- 医師の診断結果(又は健康状態の告知書)
- 第1回目分の保険料
の3点が揃った時点からとなります。
以下の図を見ていただくと分かりますが、保険は
「責任開始日」に保障が始まり、
「保険成立日」に保険契約が成立して、「責任開始日」にさかのぼって保障が有効となります。
≪保険の「責任開始日」と「契約成立日」≫
言い方を変えれば、保険会社は上記の3点が揃った時点で、生命保険の保障を開始しなければいけないわけです。
このことについては、「新しい保険に見直す際の既存保険の解約時期には要注意!」でも詳しく書いています。
先ほどの2つを組み合わせて考えると見えてくる1回目の保険料
第1回目分の保険料をどのように考えるか
以上のように、「責任開始日」の条件には「第1回目分の保険料」があります。
この保険料は、一度上で書いたとおりもちろん「翌月分」となります。
この、「責任開始日」に支払う保険料は、
月の初めに支払っても
月の終わりに支払っても
翌月分の保険料であることに変わりはありません。
繰り返しになりますが、保険会社は
- 保険加入申込書
- 医師の診断結果(又は健康状態の告知書)
- 第1回目分の保険料
が揃った時点で、生命保険の保障を開始しなければいけません。
そうすると、月の初めに保険に加入して「責任開始日」を設けることができれば、第1回目分の保険料で
加入した月(責任開始日の月)
加入した翌月
の2か月分の保障を得ることができます。
≪月初めを責任開始日とした場合の保障との関係≫
そのため、もし保険の「責任開始日」が月末になってしまいそうであれば、翌月初めまで待ってみた方がお得になります。
ちなみに、「責任開始日」をずらす方法ですが簡単にできます。
上記の3点が全て揃った時点が「責任開始日」となるため、どれか1つでも遅らせてしまえば良いのです。
例えば、第1回目分の保険料の支払いを月初めにするとか、
加入申込書や診断結果をFPさんや保険代理店に提出するのを月初めにするとか、
このようにすることで、「責任開始日」を月初めにうまく設定することが可能です!
以上が、保険料を1か月分節約する方法でした
以上、保険料を1か月分節約する方法でした。
とてもせこいと思われてしまったかもしれません。
でも、この方法を使うととても有効に保険に加入する事ができます。
保険加入時に、有効に活用していただければ幸いです。
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