あんしん生命の「生存保障革命」の1つの保険
生存中の働けない期間を保障する保険
東京海上日動あんしん生命では、数年前から「生存保障革命」を謳っています。
これは、従来の保険ではカバーしきれなかった保障の穴を埋めることを目的としています。
その保障の穴とは、疾病やケガを自宅で療養しており働くことができない状態の事です。
この状態では、入院していないので医療保険は使えず、生存しているので死亡保険はおりません。
しかし、働くことができないため給与を得ることができず、生活面でかなり厳しい状態に置かれます。
自宅療養期間の保険の穴
その保障の穴と言われている部分を埋めるのが「就業不能保険」というタイプの保険です。
そして、東京海上日動あんしん生命では「家計保障定期保険 就業不能保障プラン」がそれに該当します。
このあんしん生命の就業不能保険では、かなり手厚く働くことができない状態を保障しています。
ただ、手厚すぎる分保険料もそれなりの金額になるため、内容をある程度分かった上で必要であれば加入を検討することが大切です。
以下では、あんしん生命の就業不能保険について、その保障内容や保険料、どういった人におすすめなのかを紹介します。
あんしん生命「家計保障定期保険 就業不能保障プラン」の保障内容を紹介!
家計保障定期保険 就業不能保障プランの基本的な情報
まずは、「家計保障定期保険 就業不能保障プラン」の基本的な情報を紹介します。
加入可能な年齢 | 20〜50歳 |
---|---|
保険期間(保障される期間) | 60歳まで または 65歳まで |
保険料支払期間 | 保険期間−5歳 |
保険料支払方法 | クレジットカード、口座振替 |
保険料支払回数 | 月払い、年払い |
解約返戻金・割戻金 | 有り |
最低保証期間 | 2年 または 5年 |
付帯するサービス等 | メディカルアシスト 人間ドック当優遇サービス がんお悩み訪問相談サービス 介護お悩み電話相談サービス |
定年までの加入を想定した定期保険
この就業不能保険にかかわらず他の保険でもそうですが、保険期間(保障される期間)は定年退職を想定して60歳か65歳までとなっています。
一生涯保障される終身保険ではありません。
ただ、保険料は加入時の金額を満期である60歳または65歳まで支払います。
そのため、途中で更新があって保険料が高くなるということはありません。
就業不能保険と死亡保険(収入保障保険)を併せ持つ
この保険の大きな特徴は、
- 就業不能保険
- 死亡保険(収入保障保険)
以上の2つの保険を合わせた保険であるという点です。
そのため、加入者が就業不能所帯になれば就業不能給付金が支払われ、その後死亡してしまった場合には遺族に死亡給付金が支払われます。
このように、2つの保険を兼ねるため、それぞれを分けてみていく必要があります。
次からは、
- 就業不能保険の保障内容
- 死亡保険の保障内容
の順で説明します。
就業不能保険部分の保障内容
就業不能時の給付金を受けられる条件
就業不能保険部分について説明していきます。
まずは、就業不能保険で給付金の給付を受けるための条件です。
いわば、どのように就業不能状態を判断するかという点です。
就業不能給付金が支払われる条件は、大きく分けると次の2通りあります。
- 5疾病で働けなくなった場合
- 病気やケガで所定の要介護状態になった場合
5疾病で働けなくなった場合
1つ目が「5疾病で働けなくなった場合」です。
まず、5疾病とは次の5つの疾病を指します。
- 悪性新生物(ガン)
- 急性心筋梗塞
- 脳卒中
- 肝硬変
- 慢性腎不全
ガンでは、悪性新生物が対象となり、上皮内新生物(初期がん)は含まれません。
上記の5疾病によって次の状態が60日以上経過したと医師に判断された場合には給付金が支払われます。
治療場所 | 状態 |
---|---|
入院時 | 5疾病の治療を目的として病院または診療所において入院している状態 |
在宅療養時 | 5疾病により、医師の指示を受けて自宅等で療養しており、職種を問わず、すべての業務に従事できない状態 |
就業不能保険では、就業不能となってから60日間の免責期間(給付金が支払われない期間)があります。
そのため、その免責期間を過ぎても、なお働けない状態であると医師に判断された場合に、給付金が支払われるようになります。
病気やケガで所定の要介護状態になった場合
もう1つが「病気やケガで所定の要介護状態になった場合」です。
こちらは、5疾病のみという決まりはなく、全ての病気やケガが対象となります。
給付金が支払われるのは、以下のAまたはBのどちらかの状態が180日以上継続したと医師が判断した場合です。
この条件では、5疾病の場合とは異なり日数が60日ではなく180日である点に注意が必要です。
状態 | |
---|---|
A | 常時寝たきり状態で、下記のaに該当し、かつ、下記の1〜5のうち2項目以上に該当して他人の介護を必要とする状態
|
B | 器質性認知症と診断確定され、意識障害のない状態において見当識障害があり、かつ、他人の介護を必要とする状態 |
就業不能認定後にどんな保障が受けられるのか
上記の条件に該当し就業不能と認定されると、就業不能給付金を受け取ることができます。
給付金は、加入時に10万円または15万円で設定します。
給付金を受け取ることができるのは、就業不能給付金の支払い条件に該当してから次のいずれかになるまでです。
- 設定した給付終了期間を迎える(設定した場合のみ)
- 満期を迎える
- 被保険者が死亡する
満期を迎えた場合には給付が終了し、被保険者が死亡した場合には就業不能給付金から死亡給付金に移行して遺族に支払われるようになります。
就業可能になっても給付が継続する
この保険の最大のメリットともいえるのが、就業不能給付金は就業可能になっても支払われるという点です。
通常、就業不能保険では、被保険者が就業不能から就業可能になると給付金の支払いは停止します。
しかし、あんしん生命の就業不能保険では、就業可能になった後でも給付金の継続は満期まで継続されます。
この点は他の就業不能保険と大きく異なる点です。
やはり一度就業不能状態になっているため、就業可能になったとしても、以前と同様に働くことができなくなる可能性も考慮すると非常に大きな安心となります。
就業可能になっても保険料の払込免除が継続される
就業不能と認定されると、それ以後の保険料の払い込みが免除されます。
これも就業不能給付金と同様、その後就業可能となっても保険料は不要のままです。
他の就業不能保険では、就業不能後も保険料を継続して払い続けるものがありますが、あんしん生命の就業不能保険ではそういったことはなく保険料を支払う必要が無くなります。
死亡保険部分の保障内容
死亡給付金を受けられる条件
続いては、死亡保険部分についてです。
まずは、死亡給付金を受けられる条件です。
死亡保険と言っているため死亡だけのように思えますが、条件は他にもあります。
死亡給付金が支払われるのは、次のいずれかの状態になった場合です。
- 死亡
- 高度障害状態
死亡時に加えて、高度障害状態でも死亡給付金と同額が支払われます。
ただし、通常の障害状態ではなく、高度な障害状態が条件となります。
この場合の高度障害状態とは、次のような状態を指します。
あんしん生命での高度障害状態基準
- 両眼の視力を全く永久に失ったもの
- 言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの
- 中枢神経系・精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を必要とするもの
- 両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったも
- 上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの
死亡保障として受けられる給付内容
死亡保障として受けられるのは、死亡時から満期までの死亡給付金の支払いです。
この給付金は、受け取り方を次の3つの中から選ぶことができます。
- 分割受け取り
- 一括受け取り
- 分割+一部一括受け取り
基本的には、分割受け取りがこの保険の標準的な受け取り方となっています。
その場合には、加入時に設定した10〜15万円の死亡給付金を満期まで毎月継続して受け取ります。
なお、一括受け取りの場合には、分割で受け取るよりも給付金額が減少します。
そう受取り額の多い順に並べると次の順になります。
分割受け取り > 分割+一部一括受け取り > 一括受け取り
保障が厚い分保険料は高額!保険料はどのくらい!?
あんしん生命の就業不能保険の保険料はどのくらい?
ここからは、あんしん生命の就業不能保険の保険料を見て行きます。
保障内容を色々と設定できますが、最も一般的と考えらえる内容で行います。
保険料の算出に当たっては次の条件を用いています。
保険料算出条件
- 満期:65歳
- 保険料払込み:60歳まで
- 就業不能給付金:10万円
- 死亡給付金:15万円
- 就業不能給付支給:5年間
- 最低保証期間:5年間
年齢性別毎の保険料
男性 | 女性 | |
---|---|---|
20歳 | 8,310円 | 5,430円 |
25歳 | 9,120円 | 6,165円 |
30歳 | 10,470円 | 7,205円 |
35歳 | 12,245円 | 8,445円 |
40歳 | 14,610円 | 9,990円 |
45歳 | 17,735円 | 11,970円 |
50歳 | 22,800円 | 15,180円 |
保障内容が手厚い分、保険料はかなり高い
ここまで何とか書いたとおり、この就業不能保険は保障がかなり手厚いです。
そのため、見ていただいて分かるとおり保険料は他の就業不能保険と比べて高くなっています。
個人的感想としては、この保険料はやや高すぎかなと感じます。
というのも、この保険は期限のある定期保険です。
そのため、満期が来れば保障は終了してしまいます。
貯蓄性のある終身死亡保険や個人年金保険であれば、高額な保険料でも問題ないといえます。
ただこちらの保険は就業不能時と死亡時の保障を兼ねるとは言え、かなり保険料は高額に感じます。
とはいえ、保障内容に魅力を感じる方もいらっしゃることと思います。
就業不能状態の認定として、5疾病が挙げられているのは他の就業不能保険にはない点です。
一定の疾病にり患して長期の治療が必要と認められれば就業不能給付金が支払われます。
これは、他の就業不能保険に比べれば条件のハードルが低いです。
以上の点から、5疾病への備えを重点的に行いたい方にとっては価値ある保険と言えます。
この保険が向いているのはどんな人?この保険のメリットとデメリット!
あんしん生命の就業不能保険のメリットとデメリット
ここまでご紹介してきたメリットとデメリットをまとめてみると次のようになります。
メリット
- 死亡保障までが一体となっており万一の場合にも備えることができる
- がん等の5疾病の入院で就業不能給付が開始されるため給付が受けやすい
- 就業不能認定後は保険料が免除になる
- 就業可能になった後も就業不能給付が継続して受けられる
デメリット
- 保障が手厚い分、定期保険にしては保険料が高い
- 死亡保険とセットになっているためすでに収入保障保険等に入っている場合には保障が一部重複する
がんなどの5疾病に手厚く備えたい場合には向いている
以上のメリットとデメリットを踏まえて考えると、あんしん生命の就業不能保険が向いている人が見えてきます。
向いているのは、特にがんなどの5疾病での保障を重視する人です。
そして、それに加えて、必要な死亡保障額をまだ備えていない人です。
そうした人であれば、がん等で働けなくなった際の生活保障と万一の死亡保障を合わせて持つことができ合理的です。
ただし、支払う保険料の負担がやや重くなるため、今後保険料を支払っていけるかという点も含めしっかりと検討する必要があります。
保険料の事や人生設計の事は専門家に聞くという方法もある
保険に入る際、今後保険料を支払っていけるのかどうかというのは大なり小なり不安に思う点です。
その不安を解消するには、今後の人生の生活設計を考えていく必要があります。
その際に力を借りたいのがFP(ファイナンシャル・プランナー)です。
FPは、人生設計や生命保険の専門家として、日々悩める人のライフプラン作成を行っています。
私も現在の保険に加入する前には、FPに相談して色々と不安を解消してもらいました。
その際には、無料で相談できるFPに相談しましたが、しっかりと話を聞いてもらえました。
もちろんFPに相談しなくとも保険には入れますが、相談することで保険の「分かりづらい」を解消できます。
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また、加入後にも住所変更や等にすぐ対応してくれて、お願いして正解だった。
取扱い保険数 店舗により異なる
担当してくれるFPさんが、他の保険相談サービスや保険会社で働いた経験がある方が多く、提案や相談に関してベテランな方が多い印象を受けた。 保険の知識が豊富で、しつこい勧誘を行わなないFPとのみ提携しており、実際に私が相談した際には、自分でしっかり考えられる時間を取って次の相談日を設定してくれた。
自宅やファミレス等、幅広い場所での相談に対応してくれる。
他の保険相談のセカンドオピニオンとして相談するのにもおすすめ!
取扱い保険数 担当FPにより異なる
取扱い保険数が多く、相談者の目的に応じた豊富な提案が受けられる。
また、ライフプランに沿った提案をしてくれたのも印象的だった。
しつこい勧誘も一切なく、受けられる相談の質が高いと感じる。
他2社と甲乙つけ難く、他社とあわせて利用し比較して契約しても良い。
(私は実際に複数社をセカンドオピニオンとして利用しました。)
取扱い保険数 30社
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